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【Krush】佐々木大蔵、殻を破る逆転KO勝利で10連勝&V3達成!K-1王者・大和哲也に「挑戦者は僕しかいない」

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2022/06/17(金)UP

佐々木がパンチでKO勝利。2Rはポイントを取られたと認識し、王者として倒す試合を見せた

Krush実行委員会
『Krush.138』
2022年6月17日(金)東京・後楽園ホール

佐々木の左ミドル

▼メインイベント(第10試合)Krushスーパー・ライト級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
◯佐々木大蔵(K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)
KO 3R 1分31秒 ※パンチ連打
●寺島 輝(TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)
※佐々木が3度目の防衛に成功。

 佐々木は、20年2月にKrush2階級制覇を達成。自身の戦いを”アート”と評し、不可思や大和哲也、安保瑠輝也、ゲーオ・ウィラサクレックなど数々の強豪たちと、持ち前のテクニックでしのぎを削って来た。
 今年2月のK-1大会では、ブラジル強豪のヴィトー・トファネリを完封し、連勝記録を9に伸ばした。今回が3度目の防衛戦となる。

寺島がワンツーをヒットさせる、2Rは効果的にパンチを使った

 対する寺島は極真空手や伝統派空手で培った強烈な蹴り技や多彩なコンビネーションで、20年3月の山崎秀晃戦までデビュー以来無敗の4戦4勝(3KO)と勢いに乗っていた。昨年に松本篤人、鈴木勇人を撃破し、現在2連勝中だ。

 1R、前後にステップを踏む寺島がサイドキックで先制。佐々木は落ち着いて右ロー、左ミドルを蹴りつつ、プレッシャーをかけていく。ワンツーを見舞う佐々木に、寺島は飛び込んでの左フックを放つ。

パンチで寺島を追い詰める佐々木

 2R、寺島が遠い距離からのワンツーを数発ヒット。佐々木のワンツーを交わした寺島は懐に入り込んで追撃を逃れる。左の前蹴りを随所でボディへ蹴る寺島。佐々木はローを返しているが、やや攻めにくい様子だ。このRは寺島か。

 セコンドからの指示で、佐々木は次のラウンドに勝負をかける。

レフェリーが試合をストップ

 3R、佐々木が意を決したように、左右のフック、ストレートで攻めまくると、これが寺島に連続ヒット。佐々木の右ストレートによろめく寺島。すると、佐々木が左右のフック、ストレートをまとめて、遂にダウンを奪う。

 ダメージの残る寺島に、佐々木が左フック、右ストレートを冷静に打ち込むと、立った状態の寺島にレフェリーが割って入った。佐々木が貫禄のKO勝利で、インパクトを残した。

KO勝利した佐々木

 佐々木は、マイクを持つと「Krush.138どうでしたか。KOが出来ず、この言葉は封印されていると思われていたと思いますが、KO出来ました」とコメントし、勝利を喜ぶ。

 さらに、今年9月に開催されるK-1横浜大会に、参戦予定のK-1王者・大和哲也に「挑戦者は僕しかいないでしょ。Krushチャンピオンとして、K-1チャンピオンに挑ませてください」とアピールする。

 佐々木は、20年12月に大和と対戦しており、その際は判定勝ちを収めている。再戦へ意欲を示した形だ。

マイクアピールする佐々木

 最後に「判定王者と言われていましたが、KOできる感覚は掴めたと思う。KOを量産できるように、そしてこの言葉が嘘にならないにならないように高みを目指していきます」と意気込んだ。

 10連勝目をKOで飾った貫禄の王者・佐々木。次戦の相手は誰か。


横山がカウンターのヒザ蹴りをボディへ突き刺す

▼セミファイナル(第9試合) Krushスーパー・フェザー級/3分3R・延長1R
〇横山朋哉(リーブルロア)
判定3-0 ※30‐24×2、30-25
●石田勝希(RKS顕修塾)

左の三日月蹴りを蹴る横山

 横山は思い切りの良さ、スピード&切れ味のある攻撃が武器のファイター。20年には元Krushスーパー・フェザー級王者・西京佑馬や、現同級王者の中島千博に勝利。

 その後連続KO勝利でスーパー・フェザー級王座決定トーナメントに臨むが、決勝で中島に判定負けした。今回が再起戦となる。

パンチで攻める石田

 対する石田は空手・日本拳法をベースに、第9代MA日本キックボクシング連盟スーパー・ライト級王座、第3代・第9代ACCELライト級王座、RKSスーパー・ライト級王座など数々の王座を獲得。

 昨年12月にK-1初出場したが、ライト級戦で篠原悠人に敗れている。今回からスーパー・フェザー級に階級を下げ、こちらも再起戦となる。

豪快な左フックをクリーンヒット

 1R、石田が左右のローをコツコツ蹴る。横山がサウスポーで左の三日月蹴りから、左フックをカウンターでクリーンヒットさせ、最初のダウンを奪う。さらに、豪快な飛びヒザ蹴りで石田を吹っ飛ばして、ダウンを追加する。

 2R、石田のミドルに対して、横山は左右のローを蹴り返す。時折飛びヒザ蹴りを見せる横山は、カウンターのヒザ蹴りをボディへ。石田も倒れないが、右フックを被弾してしまう。

ダウンを奪った横山は嬉しそうな表情

 3R、石田は自分から前に出るが、ローキックの単発で終わる。終盤、石田の蹴りを交わした横山がローキック、バランスを崩したところに左ストレートをクリーンヒット、そして顔面への右ハイキック!これで石田は3度目のダウンを喫する。

 横山は追い討ちをかけるが、時間切れに。合計3度のダウンを奪った横山が圧勝。流れるような攻撃を見せて、復活をアピールした。

▶︎次ページは、野田哲司vs.松本涼雅、兼田将暉vs.林勇汰

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