【JAPAN CUP】18冠王・所風雅、Krush王者大鹿の弟・烈毅を下してトーナメント制覇
全日本新空手道連盟
『アマチュア打撃格闘技 JAPAN CUP 2023』
2023年5月21日(日)東京・ゴールドジムサウス東京ANNEX
団体・流派の垣根を超えて、未来ある選手の発掘を目的とした『JAPAN CUP』。2015年からスタートし、2017年には当時19歳だった原口健飛が-57kg級トーナメントを制覇し、『RISE DEAD OR ALIVE TOURNAMENT』(通称DoA)への出場権を獲得している。
今大会は、小学生までを中心とする第1部、中学生以上を中心とする第2部に分けて行われ、関西選抜選手、関東選抜選手などが激突。注目の一般部は、協力団体の選抜、推薦選手を中心に4階級で行われ、激闘が繰り広げられた。
-55kg(一般部)は最多出場の13人参加トーナメントとなり、決勝戦には、前日のKrushで第2代Krushフライ級王者に輝いた大鹿統毅の弟でRISE推薦選手の大鹿烈毅(大鹿道場)と、同じくRISE推薦選手の所風雅(Refre’K)が対峙。
ジュニア時代から各団体のベルトを総なめにし現在18冠王、高校二年生の所が左ミドル、テンカオ、右ストレートとスピードある攻撃を見せる。大鹿の乱打戦にも一歩も引かずに応戦する所が優位に試合を進め優勝。また、今大会のMVPにも輝いた。2005年 R.I.S.E. G-BAZOOKAトーナメント優勝・百瀬竜徳の愛弟子でもある所の次戦はプロデビュー戦になるという。
-70kg(一般部)7人参加のトーナメントの決勝戦に勝ち上がってきたのは、共にRISE推薦選手となる石橋純(FJ KICK ASS)と新井雄大(TARGET)。
身長差が目立った一戦だったが、高身長の石橋に対し、新井は右ロー、大振りの右フックを飛ばして石橋の懐に入り込み左右フックを振り回す。距離を取りたい石橋だが最後までペースを作れず、インファイトを仕掛けて主導権を握った新井が優勝を果たした。
-65kg(一般部)7人参加のトーナメント決勝戦ではRISE推薦選手の村松寛昌(TSK JAPAN)と、一回戦で新空手推薦選手の池田健志を破った木村茂樹(REX JAPAN)が対戦。
カウンター狙いか?なかなか手を出さない木村に、村松は左ミドル主体の攻めで完封し優勝した。
-60kg(一般部)6人参加トーナメントでは、田中祐三(TRY HARD GYM)と新空手推薦選手の山内歩希(及川道場)が決勝戦で対戦。
強打を振り回す田中に、山内は左右ミドルを的確に当て、打ち合いの攻防でも譲らない。終盤には田中をコーナーに追い込んでパンチ連打を浴びせ、好印象を残した。実力を見せ付けた山内が優勝した。
その他、第2部では寺島萌乃果が女子部-58kg、建武館の浮塚莉空が中学生部‐50kgを制覇したことで建武館が二階級制覇。中学生部-45kgでは佐藤絆斗とのTARGET同士の一戦を制した小野琥大が優勝した。
Bクラス一般部-55kgでは、星憂雅と星拓海の弟、星幸樹(IDEAL GYM)が大橋春哉(HAWK GYM)を下して優勝するなど、ハイレベルかつ見応えのある試合が続出した大会となった。
▶︎次ページは、全階級の優勝者の写真と結果
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