【空道】ロシア王者、強し!迫力パウンドからチョーク極め優勝、男子は3階級で外国勢が奪取=アジア大会
11月3日(月・祝)、東京・国立代々木競技場 第二体育館にて開催された『第4回アジア空道選手権大会』に、今年の全ロシア王者2人を含むロシア人選手たちが参戦し、2階級でロシア勢が王者に。男子は6階級のうち、計3階級で外国勢が優勝をさらった。
空道は、道着・拳サポーター・頭部防具を着用し、頭突き・肘・膝・下段蹴りを含む直接打撃と、投げ技・寝技によって争う着衣総合格闘技だ。階級は身長と体重を合計した“体力指数”で決まっている。
-240クラスでは、今年の全ロシア王者バヌシュ・チャホヤン(19)が決勝に進出。対するは昨年の全日本無差別8位・佐々木虎徹(21)だ。
試合はチャホヤンが豪快なロシアンフックを連発!佐々木は鋭い左ミドルから、組んではヒザも、本戦は引き分けに。
しかし延長、チャホヤンが倒すと、マウントパンチで“効果”に。さらにアナコンダチョーク(襟締め)に入り、見事な一本勝ちで優勝した。
もう一人のロシア王者、-260クラスのオレグ・イワノフ(23)は、二回戦での寝技で効果を取られ、姿を消している。
しかし2番目に大きい階級である、-270クラスに参戦した、今年の全ロシア準優勝ルスラン・ジャファロフ(33)は圧倒的な強さで勝ち上がり。
決勝ではカザフスタンのテミルラン・アイティモフ(23)にパワフルな連打で襲い掛かると、倒してパウンドで効果、更に肩固めに入り、本戦で圧倒優勝した。
また最重量の270+では、日本人は出場せず、韓国のデユ・キム(40)が優勝した。
今回はロシアのウラル山脈より東側をアジア圏と見なし、今年の全ロシア王者も2名参戦していた。
23年の世界大会では、ロシアのウクライナ侵攻によりロシア人選手の出場が見送られた中、日本人選手が8カテゴリー中6カテゴリーを制していた。
しかし近年の世界選手権では、ロシアが圧倒的な強さを誇っており、今回のアジア大会では、日本人選手たちの真価が問われる大会となっていた。
<大会結果・男子>
▼-230クラス
優勝:大西凜駿(日本/総本部)
準優勝:鈴木誠士(日本/三沢)
▼-240クラス
優勝:バヌシュ・チャホヤン(ロシア)
準優勝:佐々木虎徹(日本/総本部)
▼-250クラス
優勝:鈴木浩祐(日本/小杉道場)
準優勝:中村凌(日本/日進)
▼-260クラス
優勝:水村健太郎(日本/総本部)
準優勝:麦谷亮介(日本/行徳)
※麦谷の負傷により決勝は行わず
▼-270クラス
優勝:ルスラン・ジャファロフ(ロシア)
準優勝:テミルラン・アイティモフ(カザフスタン)
▼270+クラス
優勝:デユ・キム(韓国)
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