【ONE】キック女王トッド、ムエタイ暫定王座も戴冠!スペイン強豪フェルナンデスとの激闘を制す
ONE Championship
『ONE 159: DE RIDDER VS. BIGDASH』
2022年7月22日(金・日本時間)シンガポール・インドアスタジアム
▼アトム級ムエタイ世界暫定王座決定戦
〇ジャネット・トッド(米国)
判定 3-0
●ララ・フェルナンデス(スペイン)
※トッドが暫定王座に
トッドは日本人の母親を持ち、ムエタイのパンアメリカン王座を2度獲得。20年2月のONE女子アトム級キックボクシングのタイトルマッチで、当時王者だったスタンプ・フェアテックスをスプリットの判定で下し、新王者に輝いた。以降、ONEでムエタイ2戦を行い連勝中。昨年4月の前戦では、元ISKAムエタイ世界王者アン・リン・ホグスタッドをTKOで下している。
対するフェルナンデスはWBCムエタイ女子フライ級と、ISKA女子スーパーフェザー級の現世界王者。キックとムエタイを合わせて、40勝13敗3分の戦績を持ち、今年5月にONEと2年契約を結んだ期待の欧州強豪だ。
現王者のアリシア・ヘレン・ロドリゲスが現在、第一子出産から復帰にむけての準備期間中のため、今回の暫定王座が設けられた。統一戦は年末に実施される予定だ。
1R、両者ともオーソドックスで左ジャブを突き合う。トッドが右カーフキック、左ミドルを蹴ると、フェルナンデスは遠い距離からワンツー、フックを見舞う。
2Rになると、リーチで優るフェルナンデスが左ジャブで牽制するが、トッドが鋭いワンツーでプレッシャーをかけていく。
3R、フェルナンデスがパンチを交わして、右ローを返す。伸びるワンツーをヒットさせるフェルナンデス。首相撲の展開でヒザを蹴り合う両者。トッドはパンチのコンビネーションで応戦。フェルナンデスは左ミドルを多用。
終盤、フェルナンデスが右フックをクリーンヒットさせる。逆に前に出たトッドに対して、左のカウンターを合わせるフェルナンデス。
4R、フェルナンデスが右ボディストレートで先制。トッドはコツコツ右ローを蹴り込む。中盤はミドル、ローキックの蹴り合い。トッドは左フックから右ローへ繋ぐ。
終盤は両者とも意地のぶつかり合い。フェルナンデスの左フックから右ミドルに対して、トッドは右ロー、ミドルを蹴り返す。
5R、両者とも前に出て近距離でパンチを交錯させる。トッドの右のカウンターが火を噴き、チャンスを迎える。ダメージが伺えるフェルナンデスに対して、じりじり詰めるトッドは組んでの左ヒジ打ち。
サークリングするフェルナンデスに、しつこく詰めるトッドは強烈な右ストレートを軸に攻め続ける。フェルナンデスも何とか右フックを返し、終了のゴングが鳴った。
一進一退の攻防、5Rは見せ場を作ったトッドのラウンドか。序盤のフェルナンデスの多彩な攻めがジャッジにいかに響くか。採点の結果、3者ともトッドを支持。トッドがアトム級ムエタイ暫定王者に輝いた。
●編集部オススメ
・7.22『ONE』全試合 結果 速報=ミドル級世界タイトルマッチ、暫定アトム級ムエタイ世界タイトルマッチなど
・【本日の試合】“中国の神童”18歳のペイメンが判定勝利、ロシア強豪ジクレーブとの激闘を制す
・【本日の試合】ムエタイ強豪ムアンタイが判定勝利、左ミドルでクズミンとの接戦を制す
・皇治、ランボルギーニ ウラカン&ゲレンデ購入! 初心者マークにコメント沸く皇治、ランボルギーニ ウラカン&ゲレンデ購入! 初心者マークにコメント沸く
・【RISE】那須川天心、ファンイベントに登場「蹴りを封印し新たな姿を見せたい」
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!