【RIZIN】井上直樹、片目が潰れるも防衛成功!元谷友貴と激闘もリベンジ許さず
『RIZIN.50』
2025年3月30日(日)あなぶきアリーナ香川
▼第12試合 RIZINバンタム級タイトルマッチ
〇井上直樹 (Kill Cliff FC)
判定2-1
●元谷友貴(アメリカン・トップチーム)
※井上が初防衛に成功
井上はこれまでMMA戦績22戦18勝4敗。デビュー後はDEEPなどで10連勝を重ね、19歳にして日本人最年少でUFC参戦を果たすも、フライ級廃止の影響などもあり主戦場を日本に戻す。RIZIN参戦後は10戦8勝2敗。連勝で迎えた21年12月のバンタム級GPは、優勝候補筆頭とされるも決勝で扇久保博正に敗れる。昨年3月は佐藤将光に勝利すると、9月にRIZINバンタム級王座決定戦でキム・スーチョルにKO勝利し、第7代バンタム級王者となった。
元DEEP2階級王者の元谷は、現在アメリカン・トップチームに所属し、堀口恭司らとともにアメリカで修行を続けている。昨年9月の『RIZIN.48』で五輪レスリング銀メダリスト太田忍と再戦、一本勝ちで返り討ちに。大晦日には、無敗のホープ・秋元強真に判定勝ちを収め、今回の挑戦権を得た。
両者は20年大晦日の『RIZIN.26』で対戦。井上が1R3分00秒、リアネイキッドチョークで一本勝ちしており、今回は4年越しの再戦となる。
1R、すぐに詰めていく井上。元谷をコーナーに追い詰めるとジャブを刺していく。元谷は何度もコーナーを背負いつつ、その度にサークリングでコーナーから抜け出すと、スイッチを繰り返して組むチャンスを狙っていく。ジャブ、ワンツーの井上に、元谷はガードを固めると飛び込んでテイクダウン。起きた井上にギロチンを仕掛ける。クラッチを組み替えてニンジャチョークに行く元谷だが井上は回転して脱出に成功する。
2R、インローを飛ばす井上は細かくフェイントをかけつつジャブを打つ。元谷は左フックから飛び込んで組みに行くが井上は突き放す。距離を取ってジャブ、ストレートを積み重ねていく井上に、元谷はタックル。しかし井上は切ると四つ組みから太ももへコツコツとヒザを当てる。
3R、元谷の左フックが当たったか、井上の右目は大きく腫れておりほとんどふさがっている。序盤、元谷が組み付くと、バックから引き倒すようにしてテイクダウンに成功する。ハーフガードで固めた元谷はコツコツとパウンドを落とすと肩固めを狙う。立とうとする井上のバックに周ろうとする元谷。井上はスクランブルから逆にバックを狙うが、元谷は最終的にトップを取り返し再び肩固め。それでも立った井上に、元谷が組んだままパンチを振って試合終了となった。
判定は両者に一票ずつ入り最後の一人は、井上を支持。3ラウンドは元谷が優勢も、序盤を打撃で優位に進めた井上が逃げ切り、バンタム級王座初防衛を果たした。
4年ぶりの再戦を制し、一度も防衛されたことのないバンタム級のベルトを防衛した井上。試合後マイクを持つと、「見ての通り目が途中から見えなくなっちゃって。元谷選手のパンチもらっちゃいました。それで3ラウンド失速してしょっぱい試合になっちゃいましたので、しっかり王者としてKO・一本できるような選手になりたいです。もっと頑張ります。押忍」と反省の言葉で謙虚に大会を締めた。
▶︎次ページは【フォト】元谷のパンチが井上の右目を襲う!大激闘の様子
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