TOP > 試合結果個別

【K-1】女王・松谷綺が初防衛！再戦の末松晄に左ミドルで競り勝つ

2025/09/07（日）UP

K-1実行委員会
『K-1 WORLD MAX 2025』
2025年9月7日（日）東京・国立代々木競技場第二体育館

▼第8試合/【株式会社多摩電 PRESENTS】 K-1 WORLD GP 女子アトム級タイトルマッチ/3分3R・延長1R
○松谷綺（王者/日本/ALONZA ABLAZE）
延長判定2-1　※10-9×2、9-10
●末松晄（挑戦者/日本/K.I.K team BLADE）
※本戦は30-29、30-30×2

【フォト】松谷、左ミドル炸裂！大接戦も防衛成功でベルト巻く

　松谷は空手をバックボーンとする22歳。19年6月にプロデビューし、21年10月にK-1 GROUPへ参戦した。22年6月の初代K-1女子アトム級王座決定トーナメントで菅原美優に敗れ初黒星を喫するも、翌年11月には奥脇奈々を下し第4代Krush女子アトム級王座を戴冠。今年2月に第3代K-1 WORLD GP女子アトム級王座決定トーナメントを制し、K-1王座を奪取した。

　対する末松は福岡出身のJKキックボクサーとして2023年4月にKrush女子大会に初参戦。連勝を重ね第3代K-1 WORLD GP女子アトム級王座決定トーナメント参戦のチャンスをつかむが、決勝で松谷綺に敗れ王座を逃した。再起後は2勝1KOと再び波に乗る。

　両者は今年2月の第3代K-1 WORLD GP女子アトム級王座決定トーナメント決勝で対戦し、松谷が2-0の僅差判定で勝利している。

　距離を詰める末松を左前蹴りで突き放す松谷。体格に勝る末松を松谷が右ロー、右かけ蹴りで攻め立てる。右カーフを刻む松谷へ、末松は近距離で右ストレート。末松が右ローからワンツーを打ち下ろすも、松谷は左ミドルで末松を懐に入れさせない。3Rも末松が圧力をかけ、松谷が前後の出入りから左右ミドルでヒットを重ねた。

　本戦の判定は松谷支持が1者、ドロー2者で延長ラウンドへ。松谷が距離を詰めパンチからミドル。末松の右ローへ右アッパーを合わせる。末松は前身から顔面、ボディと右のパンチを散らす。左フックで松谷がわずかに腰を落とすシーンも。最後まで両者パンチを交換するまま終了のゴングを迎えた。

　判定は2-1で松谷が勝利。一進一退の大接戦は、松谷の初防衛で幕を閉じた。

　マイクを握った松谷は「素直に勝ててうれしい。今後はベルトを持った強豪たちと戦っていきたい」と抱負を語った。

※全試合結果はこちら

▶次ページは【フォト】松谷、左ミドル炸裂！大接戦も防衛成功でベルト巻く