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【UFC】大会まであと2日、元王者アンデウソン・シウバが緊急参戦決意

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2016/07/08(金)UP

急きょ参戦となる元UFCミドル級王者アンデウソン・シウバ PHOTO=Zuffa, LLC (c) /GettyImages (c)

 7月8日(金・現地時間)UFCは9日(土・同)にラスベガスで開催される『UFC 200』の追加対戦カードとして、UFCライトヘビー級王者ダニエル・コーミエ(アメリカ)と元UFCミドル級王者アンデウソン・シウバ(ブラジル)の一戦を発表した。 

 コーミエは当初、同大会のメインイベントでジョン・ジョーンズとのUFCライトヘビー級王座統一戦を予定であった。しかし、大会目前の6日(水・同)、ジョーンズは禁止薬物の陽性反応が確認されたことにより同大会の欠場が決定。王座統一戦も中止となった。対戦相手がいなくなったコーミエについて、デイナ・ホワイトUFC代表は「代わりの対戦相手を調整して、コーミエの出場を実現させる」とコメントしていた。

 急きょ白羽の矢が立ったアンデウソン。6日のジョーンズ欠場発表からわずか2時間後に、マネージャーから電話でコーミエと戦う準備をするように伝えられたという。UFCによると、ダン・ヘンダーソンやゲガール・ムサシもコーミエとの対戦に関心を示していたが、デイナUFC代表はアンデウソンを最優先に調整を進めたいという意向があったようだ。

 2006年から2013年までUFCミドル級王座に君臨し、全階級を通じて史上最も長く王座に就いたアンデウソン。10度の最多防衛記録と16連勝の最多連勝記録も保持する”絶対王者”と呼ばれたファイターだ。

 2013年にクリス・ワイドマン(アメリカ)に敗れて王座から陥落。2015年1月に、ニック・ディアス(アメリカ)に判定勝ちを収め、復活を遂げたかに見えたが、薬物検査で陽性反応が検出され、同試合はノーコンテストに。アンデウソンは1年間の出場停止処分を受けた。

 その後、2016年2月にマイケル・ビスピン(イギリス)を相手に復帰戦を行うも判定負け。5月に母国ブラジルで開催された『UFC 198』に出場予定であったが、胆のう炎のため欠場を余儀なくされた。今回、UFCの200回記念大会という大舞台で、わずか3日前のオファーを受けて再起戦に臨むことになった。

 アンデウソンは「私はUFCキャリアを通してさまざまな経験をしてきた。そしてまだ誰も私の功績を打ち破っていない。本当に自分は恵まれた人間だと感じるし、この大舞台でコーミエを相手に試合が出来ることを幸せに思う」とコメントしている。 

 5月に胆のうの摘出手術を受けたアンデウソン。その後のコンディションも心配されるが、果たして王者コーミエを相手に記念大会にふさわしい戦いを見せることが出来るか。

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