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【ライズ】裕樹、元ショータイム世界王者をローキック葬!清水賢吾、一刀が新王者に

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2012/10/25(木)UP


▲元IT’S SHOWTIME世界王者エルナンデス(左)をKOした裕樹(右)

RISEクリエーション
「RISE 90」

2012年10月25日(木)東京・後楽園ホール


▲裕樹(左)が必殺のローキックでエルナンデス(右)を下した

▼メインイベント(第12試合) スーパーファイト -62kg契約 3分3R延長1R
○裕樹(ANCHOR GYM/初代RISEライト級王者)
KO 2R2分3秒 ※ローキック
●ハヴィエル・エルナンデス(スペイン/El Tigre de Villarubia/第3代IT’S SHOWTIME 61kg級世界王者)

 3月に渡辺理想を倒しタイトル初防衛するも、6月にイ・ソンヒョン(韓国)にノンタイトル戦で敗れてしまった裕樹が再起を懸けてこの一戦に臨む。

  対するエルナンデスはヨーロッパ最大の立ち技格闘技団体『グローリー』から送り込まれた刺客であり、ISKAや数々のタイトルを獲得。2011年にはカリ ム・ベノーイを破り第3代IT’S SHOWTIME 61kg級王者に。同王座は今年7月21日に山本真弘に判定で敗れて失ったが、世界トップクラスの強豪の選手であることは間違いない。

  裕樹は国内最強のローキックでエルナンデスを破壊し、世界にRISE王者の強さを魅せつけることが出来るか!?

 1R、両者ともにオーソドックス。エルナンデスのワンツーに対し、裕樹はしっかりブロックしながら右のイン ロー、相手の奥足に左ローとローをバンバン決めていく。エルナンデスはローをもらいながら力強いワンツーを返す。「パンチは強かったけど自分の想像を超え るようなパンチではなかった。ファーストコンタクトでいけると思った」という裕樹はパンチをブロックし、ひたすらロー。

  ローをカットしないまま受け続けるエルナンデスだったが、徐々に効いてきたかローをカットし始める。裕樹はローだけでなく、左ハイ。エルナンデスも負けじと重い右ロー。裕樹のローでエルナンデスの両足が赤く染まる。

 2R、エルナンデスは右アッパー、左フック。裕樹はブロックしながら左ロー。エルナンデスが頭を下げたところに左ハイを入れる裕樹。ローのダメージを一切顔に出さないエルナンデスだが、裕樹の容赦ない左ローで遂にダウン! 

  立ち上がるエルナンデスに対し、裕樹は左ロー。根負けしたかのようにエルナンデスがコーナーに座り込んだところでレフェリーが試合をストップ! 

  KOで圧勝した裕樹は試合後、「今回は通過点だと思っていました。負けたくないので、しっかり練習して次はしっかりとかたを付けたい」と予定されているタイトル防衛戦でのイ・ソンヒョンへのリベンジを誓う。

  そして「山本真弘選手はアウェーという状況でエルナンデスに5R判定で勝っているのは凄いけど、僕は2R。しかもKOです。もし、12月2日、 『RISE/M-1MC ~INFINITY~』に(出場決定の)山本選手の相手がいないならオレとやれよと言いたい。これで嫌がったら逃げているだけ」と山本との再戦もアピール した(裕樹と山本は2009年4月21日「K-1 MAX」のリングで対戦しており、裕樹が判定負け)。



▲清水賢吾(右)が右ハイキックで羅王丸(左)をKOした

▼セミファイナル(第11試合) 第3代RISEヘビー級王者決定戦 3分5R無制限延長R
○清水賢吾(極真会館/RISEヘビー級1位)
KO 3R1分30秒 ※右ハイキック
●羅王丸(TARGET/RISEヘビー級2位)
※清水が第3代RISEヘビー級王座に就く。

  10・14『K-1RISING WORLD GP FINAL 16』(ヘビー級トーナメント開幕戦)出場が決定するなど、防衛戦の目途が立たない第2代王者・上原誠がRISEヘビー級王座のベルトを返上。これを受け て、清水と羅王丸が第3代RISEヘビー級王座を懸けて激突。両者は今年6月にライトヘビー級(-90kg)で対戦し、清水が1RKO勝利。敗れた羅王丸 は9・2ビッグバンで士道館の林武重を2RTKOで破り、見事に復活を果たした。

  今回の一戦はヘビー級契約となるため、体格的には羅王丸が有利と思われるが、清水には極真空手で培った一撃必殺の蹴り技があり13勝中12KOと脅威の殺 傷能力を持つ。また、現在6連勝中と波に乗っている。タイトルを獲得するのは果たして……。

 1R、ゴングと同時に羅王丸がパンチのラッシュを仕掛ける。防御に徹した清水がこれをしのぐと左右フックからヒザ。左ミドル、三日月蹴り、右ハイと猛反撃に出る。羅王丸もパンチで応戦し、互角の展開に。

 2R、パンチで前に出る羅王丸に対し、清水は前蹴り、左ミドル、左ロー。清水の左ハイをもらいながらも、羅王丸はプレッシャーを強くしながら前に出る。失速気味の羅王丸に清水が蹴り技を叩きこむ。

 3R、両者ともに疲れが見え始める中、清水が左右のロー連打! もらい続ける羅王丸の意識が下にいったところで、清水が狙いすました右ハイ! これで羅王丸がバッタリと倒れ、清水がKO勝ちでプロで初のタイトルを獲得した。


▼第10試合 初代RISEフェザー級(-57.5kg)王者決定戦 3分5R無制限延長R
○一刀(いっとう/日進会館/RISEフェザー級2位)
判定3-0 ※48-47、47-46、48-46
●リョウ・ペガサス(アカデミア・アーザ水道橋/RISEフェザー級1位)
※一刀が初代RISEフェザー級王座に就く。

  今年1月からスタートしたフェザー級王者決定トーナメントで、リョウはSBの島田洸也、ホープの指首祐太を撃破。対する一刀は、J-NETWORKフェ ザー級王者(当時)の佐藤政人、名古屋のホープ石橋真幸を降し今回の一戦につなげた。お互いにプロでのタイトル獲得経験がなく、このフェザー級のベルトを 目の前にして鼻息も荒い。初代フェザー級のベルトを巻くのは果たしてどちらか。

 1R、一刀を中心に、ステップを使いながらリョウがぐるぐると回る展開。お互いに攻撃が単発となり、決定打にはつながらない。一刀がフックから右ローの攻撃が徐々に効いてきたか、4Rになるとリョウはバランスを崩す場面が目立つ。

  5R、一刀のパンチでリョウがテンプル部分をカットし出血。リョウは飛び込むような思い切りのいいパンチを振るうもクリーンヒットはない。判定で一刀が勝利し、念願のベルトを獲得した。

★第9試合(左右田泰臣vs小宮由紀博)、第8試合(イ・ソンヒョンvs麻原将平)、第7試合(Dyki×大野貴志)~第1試合の試合結果はこちら

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