TOP > 試合結果 一覧

【ONE】バンコク大会 試合結果=2019年8月16日

フォロー 友だち追加
2019/08/16(金)UP


健太(左)がムアンタイのヒジの距離を封じパンチで応戦

▼メイン 第2試合 バンタム級ムエタイ
○ムアンタイ・PKセンチャイムエタイジム(25=タイ)
判定3-0
●健太(32=E.S.G)

ムアンタイ(左)は左のミドル、ハイで健太のバランスを何度も崩す

 健太はKrush-70kg初代王者、現WBCムエタイ日本ウェルター級王者など4冠を持つベテラン。試合間隔を空けずに戦うことでも知られており”月イチ健太”の異名を持つ。対するムアンタイはムエタイ戦績250戦のうち、198の勝利を収めた強豪。「エルボー・ゾンビ」の異名を持つヒジの名手であり、健太も自身のブログで「バリバリのヤバいの来ました!」と警戒を最大限に強めている。

 サウスポーのムアンタイにジャブを突き距離を詰める健太。ムアンタイの左ミドルに右ハイキックを合わせペースを握りかける健太だったが、至近距離になるとムアンタイのヒジが飛び緊張感にわかに緊張感が漂う。

 左のミドルを中心に押し込んでくるムアンタイに健太もすぐさま右ローを打ち返す。ムアンタイのミドルで健太は時折バランスを崩すが、パンチの打ち合いは健太が優勢。

パンチは健太(右)が優勢だったが、ムアンタイ(左)の左ストレートも健太の顔面をとらえていた

 3R早々にムアンタイの右前蹴りで健太が2度転倒。健太はヒジの距離にならないようにパンチの距離を保ち、左右のフックをヒットさせる。じりじりとプレッシャーをかける健太に、ムアンタイが下がりながら左ミドル、右前蹴りからの左ストレートで応戦。終盤流し気味のムアンタイに最後までパンチを打ち込んだ健太だったが、クリーンヒットを奪えないまま終了のゴングが鳴り響いた。

 蹴りのムアンタイ、パンチの健太という様相を呈した試合だったが、判定は3-0でムアンタイを支持。健太は2連勝を飾ることはできなかった。


朴(左)を襲ったリーの左ミドル。この直後の右フックで朴はダウンを喫した

▼メイン 第1試合
●朴光哲(ぼく・こうてつ42=KRAZY BEE)
KO 1R ※右フック
○タン・リー(33=ベトナム/アメリカ)

若いリーに果敢に攻める朴(右)。敗北はしたものの闘志あふれるファイトは健在だった

 朴は山本”KID”徳郁と同じ時代を生きた総合格闘家。2001年11月にデビューし、初代修斗環太平洋ウェルター級王者の肩書を持つ。2012年10月のONE初参戦でいきなりの王座決定戦に抜擢。ゾロバベル・モレイラ(ブラジル)を3RTKOで破り、初代ONE世界ライト級王者に輝いている。2017年12月にエリック・ケリー(フィリピン)に勝利後は2連敗。今年1月以来7か月ぶりの復帰戦となる。

 右ローを放つ朴にリーはフットワークを使い距離を取る。何度かリーがカウンターを合わせる様子を見せた後、リーが一気に踏み込んだ左ミドルを放つ。クリーンヒットはしないものの、朴がバランスを崩したところにリーが左フックから右フックを返す。この返しの右フックが朴の顔面をとらえ真後ろにダウンしたところでレフェリーは即座に試合をストップした。


澤田(上)が電光石火の1Rフィニッシュでデビュー戦を飾る

▼プレリム 第3試合 ストロー級
○澤田龍人(23=日本/EVOLVE)
一本 1R ※バックチョーク
●アジス・カリム(インドネシア/フィリピン)

 澤田のデビューは修斗。内藤のび太や飯野タテオらとしのぎを削った後、名門EVOLVEジムに合格。心身を鍛え上げONEの人材育成大会「ONEウォリアーシリーズ」を経てONE本戦デビューを勝ち取った。

澤田は小手投げからの首投げでグラウンドへ持ち込みフィニッシュへ

 じりじりと前進し右ローを放つ澤田。カリムは左右に回りながら長いリーチのストレートを伸ばす。澤田は小手投げ、首投げを仕掛けグラウンドへ。マウントを嫌ったカリムが横を向いた隙を逃さずに澤田はバックマウントからすぐさま右手を首に回しバックチョークへ。カリムはたまらずタップし、澤田がわずか69秒でONEデビュー戦を勝利で飾った。

 澤田は試合後にマイクを向けられると、バンコクの観客へ「サワディカップ!」とあいさつ。そして「最初から一本狙って言ったので、いい結果が出てよかった。もっとトップ選手とやって勝てるようにがんばりたい」とさらなる飛躍を誓った。

※その他の試合は順次公開します

フォロー 友だち追加

●編集部オススメ

・健太が強豪ムアンタイとムエタイルールで激突「バリバリのヤバいの来ました!」

・三浦彩佳が一本勝ちでONE2連勝

・和田竜光が流血の大健闘も惜敗、ジョンソンが決勝へ進出

・【ONE】修斗vsパンクラス・4階級の王者対決が実現、秦アンディ代表「ヒーローを世に送り出す」

・朴光哲がONE世界ライト級初代王者へ=2012年6月

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!

こんな記事も読まれています
」をもっと見る

TOP > 試合結果 一覧