2021/06/21（月）UP
（最終更新：2022/02/26 04:16）

ロチャのアッパーが炸裂しロープ外に崩れていくベーコン(C)DAZN

　6月19日（土）（日本時間20日）、アメリカ・テキサス州エルパソで行われたウェルター級の試合で、IBF14位アレクシス・ロチャ（23=米）がジェームス・ベーコン（31=フィリピン）に2Rで衝撃のKO勝利。右アッパーでベーコンがロープに飛び出し前のめりに倒れ、あわやリング外に落ちるところだった。倒れたベーコンは起き上がれずレフェリーが試合を止めた。

　ロチャは、2012年のジュニアオリンピックで最年少の14歳で金メダルを獲得し、米国内で６度のアマチュアチャンピオンに輝いた。
　ゴールデンボーイプロモーションと契約し16年3月にKO勝利でプロデビュー。以降連勝を重ねWBC米大陸ウェルター級王者にもなったが、昨年10月にWBCインターナショナルシルバーウェルター級王座決定戦で判定負け。プロ初黒星を喫し、WBCの世界ランキングから外れたが、この再起戦でKO勝利したことで再びタイトル戦線に復帰となるだろう。
　
　対戦したベーコンは11年にフィリピンスーパーフェザー級王座を獲得し26勝（17KO）1敗のベテランだった。

　試合は1Rからロチャが圧力をかけペースを握るが、ベーコンも手数を出し、アッパーをヒットさせるなど健闘。
　しかし2R、ロチャがボディ連打からの右フックでダウンを奪うと、立ち上がったベーコンに左フックを連続でヒットさせ、最後に右アッパーを炸裂させKO勝利した。ロチャは戦績を17勝（11KO）1敗に伸ばした。

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