【RIZIN】思いは拳で、高阪はバルト戦を直訴していた
藤田のセコンドとして試合当日はもちろん、試合までの準備段階から藤田を間近に見て来た高阪。藤田の勝ちたいという強い思いを受け止め、自分もリングに上がるくらいの気持ちでバルト戦に臨んだという。
しかし、結果はバルトの判定勝ち。高阪は「バルト選手の腕が上げられた時の藤田の無念さ、自分の無念さ。言葉で上手く表現出来ませんが、自分の中で何かが変わったことを記憶しています。46年間生きてきましたが、今まで経験したことの無い感情が沸き起こりました」と振り返る。
それから自問自答を繰り返したという高阪は、「表の戦い、外の戦いというものを、お前は見据えてんのかよ」という思いに辿り着いたと話す。
言葉を選んでいるように見える高阪だが、当時抱いた感情を整理しながら、「リングに上がる以上は当然プロの選手です。リング上がる以上はお客さんとも戦わないといけない。見てる人も満足させないといけない。なおかつ勝利しないといけない。すべてのものに勝ってこそ、それがプロのファイターだと思っています。それを再認識させられたというか、新たに火を点けられたというのが、藤田の敗戦だったと思う」と言葉に熱を込めた。
そして「トーナメント出場ということもありますが、それ以上に自分はバルト選手と試合がしたい。そういうふうに、自分の心の中で何か動くもの、突き進むものがあります」と話した。
会見後、榊原CEOは高阪の一連の発言について補足する中で、「藤田選手が既に話しているかもしれませんが、バルト選手に対して『次はお前たちの時代なんだから、もっと俺たちにかかってこい』と藤田選手が怒ったんです」と明かした。
そして、「若い連中にもっとかかってきて欲しいということです。高阪選手は『表の戦い、外の戦い』と言っていましたが、お客さんの感情を揺さぶるような試合を体現することを、自分たちが身体を持って教えていかなくてはならないという藤田の思いを体現したいのでしょう」と、高阪の思いを代弁。バルトに対して期待もあるからこその言葉だと話している。
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