王者ノーマン、1Rダウン2つ奪うもフィニッシュしなかった理由、昨年に初回優勢もダウン奪われていた!その映像も
6月19日(木)東京・大田区総合体育館で行われた[WBO世界ウェルター級タイトルマッチ]では、王者ブライアン・ノーマンJr.(米国)が、WBO同級2位・佐々木尽(八王子中屋)を1Rで2度ダウンさせ、最後は5R、左フックで失神KO勝利した。
ノーマンは試合後インタビューで、1Rに2度のダウンを奪いながらも攻め込まなかったのは「前の試合から学んだ」と語る。ノーマンは昨年、1Rで優勢も逆転ダウンを喫していたのだ。
【フォト&動画】ノーマンが過去に喫した痛恨ダウン!佐々木が衝撃KO負けの瞬間も
試合はノーマンが1R、早くも左で2回のダウンを奪取。しかしノーマンは落ち着いた様子で、焦って攻め込むそぶりもない。3Rにノーマンの右で、佐々木の足元がおぼつかなくなった時でさえ、倒し急ぐ様子は見られなかった。
そして5R、ボディに散らしてから一気に左へ回り込み、左フックで一撃失神KO勝利を飾った。
ノーマンは試合後のインタビューで、1Rに2回もダウンを奪ってもすぐには倒しにいかなかった理由は、まず「1回できたことは2回できる。2回起こったことは絶対に3回目がある」と信じて、焦らなかったことだと言う。
そして「前の試合から、焦ってはいけない、丁寧に戦わないといけないということを学んだんだ。今回も同じことが起こる。その学びを大事に、冷静に、忍耐強くやっていた」と、過去の失敗から学んだのだと語った。
まず前戦のデリーク・クエバス戦では、激闘派の相手に、ノーマンは1R、多くパンチをもらっていた。
そして昨年3月、無効試合ではあるが、ジャネルソン・フィゲロア・ボカチカ戦。
これも今回と同じく1Rでは優勢に進めていたが、ノーマンの右に素早い右ストレートを合わされ、ダウンを奪われたのだ。
この試合は3R、相手の負傷により無効試合となったが、続いていたらどうなったかはわからない。
この手痛い経験から、スピードと威力を併せ持つ佐々木には、深追いしなかったと言えるだろう。
次戦は「10月か11月に試合が組まれると思う。嵐が待っている」と語り、「WBCのベルトが欲しい」と、7月のパッキャオvsバリオスの勝者との対戦を望んでいる。
今回日本で見せた圧倒的な強さを、次はどこで見ることができるのか。
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