【RIZIN】神取忍、打倒ギャビ特訓で38歳に若返った
12月29日(金)さいたまスーパーアリーナにて開催される『RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2017』で、“世界最大最強女柔術家”ギャビ・ガルシア(32=ブラジル)と対戦する女子プロレスラーの神取忍(53=LLPW-X)が、26日(火)都内にて公開練習を行った。
神取は元柔道選手でもあり、全日本選抜体重別柔道大会の66kg級3連覇、1984年の世界柔道選手権では同級3位の実績を持ち、「試合まであと3日なので今日はメンタル的なもの、柔よく剛を制すをお見せします」と説明。シュートボクシングでギャビと対戦経験のある藪下めぐみを相手に、まずは一本背負いの乱取りを披露。「力ではなく、技があれば力のある者を倒せる」ということを表現したという。
続いて、186cmのギャビと同じ高さでのミット練習にギャビの顔写真を貼りパンチを披露。次にその顔写真をパートナーのお面にしてのスリーパーも見せた。これは実戦的な練習だそうだが、試合前ということで軽めに行った。
神取の右目には青あざが出来ており、これは実戦スパーリングで負ったものだという。この1年間、打倒ギャビを目指して「試合VTRは数え切れないほど見た」と言い、昨年のギャビ戦が中止となった原因の肋骨の骨折が癒えた8月から本格的なトレーニングを開始。本場タイでのムエタイ練習、高阪剛のジムでのMMA(総合格闘技)練習、そして中井祐樹の元で柔術の練習に励んだ。
「それぞれアドバイスをしてもらいましたが、今は言えない」とし、186cm・95kg(神取は170cm・75kg)のギャビを投げる自信があるかとの質問にも「それも秘密だね。見てのお楽しみ」と秘密主義を貫いた。
しかし、武道の真髄である柔よく剛を制す、小よく大を制すを実践する自信はあるかとの質問には「当然です。その自信がないとこの戦いには臨めない。どう考えても相手も手が2本、足が2本の同じ人間。その人間を倒せないわけがない」と言い放った。
さらに年齢のことを聞かれると「自分の中では練習を積んで、38歳の体力に戻っている。年齢も試合には関係ない。身体は動けるし、本来の精神を呼び戻せた」と語った。
ギャビは世界柔術選手権9回優勝、昨年のRIZINでは大みそかではプロレスラーの堀田祐美子に秒殺KO勝利している。年齢と体格的に不利と言われている神取だが、プロレスと元柔道トップ選手だった実績を生かすことができるか。
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