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【ボクシング】村田諒太が一夜明け「ゴロフキンは目標、実力差は戦ってから分かる」

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2018/04/16(月)UP

V1のポーズをとる村田諒太

 415日(日)横浜アリーナで行われたWBA世界ミドル級タイトルマッチで、王者・村田諒太32=帝拳ジム)が挑戦者エマヌエーレ・ブランダムラ(38=イタリア)にTKO勝利し、日本人として初めての世界ミドル級王座防衛に成功、一夜明け会見が村田の所属する帝拳ジムにて行われた。

 会見に登場した村田は「本当に疲れはあります。ホッとしていると言うより疲れたなと言う気持ちの方が大きいです。次の試合に向け(4月一杯は)体を休ませて早く体調を戻せるように心がけて行きたいです」と語る。
 試合の翌日となれば当然ではあるが、逃げる相手を追ってパンチを出し続けたこともあり珍しく背中や肩などにも筋肉痛があると言う。

左から帝拳ジムの浜田代表、村田諒太、田中トレーナー

 日本人では初めて1995年に竹原慎二がミドル級世界王座を獲得したが、翌96年の初防衛戦でTKO負けし、防衛に失敗した。それから22年、ついに日本人が世界ミドル級の防衛を成し遂げた。そこで竹原氏を超えたと思うかとの質問に

「そこは皆さんが判断すること。よく誰が一番ボクサーで強かったか、などありますが比較は難しいものです。そういった意味でも比較の無意味さを感じているので、あまりそこは考えてないです」と比較はせず、あくまで自分自身のボクシングの結果であると話した。

村田の右フックがヒットしマットに崩れ落ちる挑戦者

 昨日のKOについては「今回の相手は攻めるというより倒されない戦法だったと思います。僕が空振りしたら打ち返す。倒すチャンスはなかなか無かったです」とチャンスが少ない中で9Rにようやく倒すことができたと言う。
 村田得意の右ストレートやクロスに対し相手は腕でしっかりガードを固めてきた。そこで「軌道を変えて出しました。今までと違うKOだったので、自分としてはKOのやり方としては良かったです」と右フックでKOした経緯を語った。

 また、試合後にリング上で戦いたい相手を問われた際、世界ミドル級3団体統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)を目指したいと語ったことについて、ゴロフキンを100だとすると今の自分はどのくらいかとの問いに

世界3団体統一ミドル級王者・ゴロフキン(getty images)

「試合はやってみないとわからないですが、エンダムとやる前は最初は勝てるのか、と言う声がありましたが、再戦の時は勝って当たり前的な空気が流れたようにリングに上がって初めて実力差がわかるもの。ゴロフキンが100だとすると僕が90とか数値で示すことはできませんね」と実力差はあくまで戦わなければわからないとし、「(ゴロフキン は)憧れの存在でもあり強さの象徴。リアリティがあり彼に勝てば自分がリアルになるし理想的な目標です」とも話した。

 次戦は秋にラスベガス、今冬に東京ドームのゴロフキン戦などの構想が上がっている。

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