【K-1】完全復活狙う山崎秀晃「一番分かりやすい結果で終わらせる」とKO勝利目指す
11月24日(日)神奈川・横浜アリーナにて開催される『K-1 WORLD GP 2019 JAPAN ~よこはまつり~』に出場する山崎秀晃(32=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)が2日、神奈川県内にて公開練習を行った。
山崎は通常のパンチ、キックだけでなくかけ蹴りやバックブローなど、バリエーションのあるミット打ちを披露。昨年6月に1年2か月の長期欠場から復帰し4戦目を迎える中、「感覚もパワーも、かなりいい状態に戻ってきてます」と手ごたえを感じていることを告白。「試合前にもう一つ二つ、レベルを上げて仕上げていきたいな」ともうひと段階上の調整していく意思を見せた。
山崎が今回対戦するのはプロデビューから8戦7勝と勢いに乗る瑠久(るーく/20=K-1 GYM横浜infinity)。瑠久はインタビューで「正直今の自分の実力だったら普通に勝てる相手。むしろ今の山崎選手に勝てないようじゃ、この先ちょっと難しい」と挑発的な発言を見せていた。
これを聞いた山崎は苦笑いを見せつつも「そう言うならしっかり試合でも見せて欲しいですし、後で『ごめんなさい』はナシやぞ」と若い瑠久に期待を寄せ、「僕としてもここは勝って当たり前なので、一番分かりやすい結果で終わらせることがテーマ」とベテランファイターとして勝ち方にこだわる姿勢を見せた。
復帰後の山崎は3戦して2勝しているが、そのどちらも判定勝ち。“GOLDEN FIST”(黄金の拳)の異名を取る山崎だが2016年3月以降KO勝利から遠ざかっている。その点は山崎も自覚しており、「周りからもそれを言われるんですよね。実際、常にKOは狙ってはいるんですが、もう一歩踏み込んで、勝負する間合いで行かないとなと思います」と危険を恐れずKOを狙う覚悟を見せた。
復帰後の1敗は現K-1スーパーライト級王者・安保瑠輝也にKO負けしたもの。その安保は12月のK-1名古屋大会でタイトルを争ったゲーオ・ウィラサクレック相手の初防衛が決定している。山崎は今回の勝利の先にタイトル挑戦を見据えるが、その相手は安保にこだわらず「ベルトを持っている方と戦えれば」と、あくまで目標はベルトであるとした。
そのベルトに挑戦するためにも「今回ベストバウトを見せたからと言って次がどうなるかは分からないですけど、一歩一歩試合で魅せて近づいて行くしかないなと思ってます」と結果を積み重ねる姿勢を見せた。
京都で生まれた山崎が町田・神奈川に拠点を移して10年以上。第二の故郷となった横浜で久々のKOを見せ、タイトル挑戦に名乗りを上げると息巻く山崎は「仲間もすごく多くて、たくさんチケットを買ってくれて大型バスを何台も出して応援に来てくれるらしいです。大阪でも横浜でも、そうやって来てくれるのはありがたいですからね」と仲間への感謝も忘れない。応援してくれるファン、そして仲間のために、山崎はKO勝利で完全復活の狼煙を上げられるか。
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