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【K-1】下克上を受け続ける山崎秀晃「準備運動はこれぐらいに」タイトル挑戦アピールへ

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2020/03/02(月)UP

パンチを中心としたミット打ちを披露する山崎(C)K-1

 3月22日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催される『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K’FESTA.3~』。本大会に出場する山崎秀晃(33=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)の公開練習が2月29日神奈川県内にて行われた。山崎は「K-1スーパー・ライト級 3分3R・延長1R」で寺島輝(22=TANG TANG FIGHT CLUB/team JOKER)と対戦する。

自慢の右フックをミットに叩き込む(C)K-1

 パンチを中心としたミット打ちを披露した山崎。11月のK-1横浜大会、1月のKrush後楽園大会に続き、3月大会出場と2か月おきの出場が続いている。連戦による疲労も危惧されたが「良い状態で連戦できたので、このまま3月まで持って行けそうな感じです」と、山崎はむしろ良い方向へ作用していると考えているという。

 今回の対戦相手である寺島は4戦4勝(3KO)のパーフェクトレコードでK’FESTAの舞台まで駆け上がってきた新鋭。極真空手と伝統派空手を学んでおり、同じ伝統派空手をバックボーンとする山崎との共通点もある。

”黄金の拳”と呼ばれる山崎の右フック

 山崎は伝統派空手の流れを持つ選手が出てくることについて「僕も興味深いものがあります」と関心あり。「僕以外にどういう戦い方をするのかな。でも自分としては伝統派空手をK-1スタイルに変えて、Krush・K-1で戦ってきたっていう自負がある」と、先駆者としての矜持を見せる構えだ。

 会見における寺島は山崎への尊敬の念を見せたが、公開練習では「僕が山崎選手より勝っているところで勝負すれば、自ずと僕に勝ちが傾いてくると思う」と下克上を果たす自信を見せた。

山崎の必殺技の一つ「掛け蹴り」

 それを受けた山崎は「言うのは簡単ですから」と意に介さず。かつては自身も格上相手に挑む立場だったことから「当時も上の選手に対して『実力では絶対俺の方が強いからな』という強い信条を持って、それを自分に言い聞かせながらやってました」と寺島の言葉に理解を示す。しかし「僕は人生の中で今が一番強いと思っているし、追われる立場になっても今が一番良いメンタルで試合に臨める状況やと思っている」と、簡単に乗り越えさせるつもりはないと言い切った。

悲願のタイトルに向け「結果と形でアピール」と山崎は寺島戦快勝を誓う(C)K-1

 ベテランと呼ばれて久しい山崎だが、今なお追い続けるのはK-1のベルト。「いずれ来るであろうタイトルマッチに向けて良いトレーニングを積んでいるというのが一番」と出来ることを出来るだけやる、いつもの山崎の姿を見せる。

 その上で「最近は下克上を受ける形の試合が続いてますけど、準備運動はこれぐらいにして。あんまり僕からは言わないですけど、結果と形でアピールしていきます」と、タイトルへ挑戦へ王手をかける構え。新鋭を下し、満を持したタイトル挑戦を実現することができるか。

☆『K’FESTA.3』のその他対戦カード、チケット、スケジュールはこちら

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