【K-1】KANAがISKA女王にKO勝ち宣言、前GLORY女王メクセンも「戦う視野に」
3月22日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催される『K-1 WORLD GP 2020 JAPAN ~K’FESTA.3~』で「K-1女子フライ級(-52.0kg)3分3R・延長1R」に出場するKANA(27=K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ)が、4日都内にて公開練習を行った。
KANAは第2代・第4代Krush女子フライ級王者のタイトル歴を持ち、K-1女子の第一人者として活躍。昨年12月に参戦したK-1 WORLD GP初代女子フライ級王座決定トーナメントでは、決勝で過去に1勝1敗のヨセフィン・ノットソンを下し、K-1史上初の女子王座に輝いた。今回は王者として初めての試合に臨む。
公開練習で見せたのは外国人パートナー相手のマススパー。KANAよりも二回りは大きい体格の選手を相手に、本番さながらの激しい打撃戦を披露した。その後1R行ったミットでは、シャープなパンチにダッキング・ウィービングを交えるボクシング技術を見せ、現在のKANAのパンチ技術の高さを印象付けた。
KANAは前回の王座決定トーナメントから、海外の選手をスパーリングパートナーとして連日スパーリングを実施しているという。「海外に行けば女子のパートナーはたくさんいますが、日本ではあまりいないので、階級が上の選手を中心に呼んでいる」と語った。
現在のパートナーはオーストラリアから招へいしたカーリー・ゲンジェル。普段は3階級以上重い57~59kgで試合をしている選手だ。KANAはカーリーについて「スパーリングに対して熱心。相手の対策も聞いてくれるので、毎回緊張感を持って試合に近い状態でスパーができてありがたい」と、充実した練習をこなせているようだ。
KANAは王者となったことで「これから戦っていく選手は上の階級から落ちてくる選手が多い」と予想。今回の対戦相手であるグロリア・ペリトーレ(イタリア/Raini Clan)もまた、ISKA女子世界-53.5kg級のベルトを持つ上の階級の選手。KANAは「(グロリアは)54~55kgから52kgに落としてくるので、当日のリカバリは大きい感覚」と分析。グロリアを含め、今後も体格の大きい海外選手を相手にするため「普段から体圧、サイズ、体重が大きい選手とやることで慣れる」という狙いを持っていることを明かした。
そのグロリアは、KANAが目標とする前GLORY女子スーパーバンタム級王者アニッサ・メクセンがKOできなかったほどの強豪だ。「アニッサも戦う視野にいる選手」と位置付けているKANAは「間接的ですけど(グロリアを)KOできれば黙ってないだろうと思う」と、女子キックの頂点に位置するメクセンにプレッシャーをかけていく構えを見せる。
王者として参戦するK’FESTAにおいて「チャンピオンになってどんな試合をするかと注目度も上がっているし、海外選手もK-1王者はどれくらい強いのかと見ている」と、これまでとは見られ方が変わることを自覚しているKANA。大型選手相手のスパーリングで磨いた新たなスタイルで「一次元レベルアップした自分でリングに上がりたい」と、王者としての参戦に自信を見せた。
昨年は4試合し3勝1敗。KO勝ちは1つもなかった点を踏まえ「しっかりKOで今年最高のスタートを切りたい」とKO勝利宣言したKANA。K-1女子最強の看板をさらに強固にするべく、強豪グロリアへのKO勝利は必須条件といえるだろう。
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