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【レベルス】原島モルモット佑治、功労者が引退式で最後の挑戦=10.3新宿

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2020/09/30(水)UP

引退式に出席する原島

 10月3日(土)東京・新宿FACEで開催される、キックボクシングイベント『REBELS.66』で引退式を行う、原島モルモット佑治(38=テッサイジム)のコメントが主催者を通じて届いた。

 原島は、記者会見や試合の入場時には、モルモットの帽子をかぶり、持参したスケッチブックで得意のイラストを披露するなど、場を和ませてきたファイターだ。6歳からキックボクシングを始め、21歳でプロデビュー。プロ生活17年で、通算戦績は51戦13勝(4KO)30敗8分だ。

会見に登場して、場を和ませる原島(右)

 原島は、昨年10月に行われた『REBELS.63×KNOCK OUT」で浦林幹(クロスポイント吉祥寺)と対戦したが、2Rに浦林の縦ヒジを食らうと、鼻骨を陥没骨折して、レフェリーが即座にストップ。緊急入院し、一時はICUに入るほどの重傷を負った。

「38歳の誕生日までにベルトを獲れなければ引退」と公言していながらも、復帰に向けて努力を重ねていた原島だったが、モルモットの名づけ親であり師匠の小磯哲史テッサイジム会長に「もう試合は組めない」と宣告され、悩んだ末に今年3月に現役引退を決断した。

「試合に向けてのキツい練習も、減量も無くなってホッとしてる部分もあるんですけど、たまに、特にREBELSさんの発表を見たりすると『あと1回か2回でいいから最後にやりたかったな』って思います。もうちょっと良い動き、勝ち負けは別というか勝ちたいんですけど、やっぱいい動きをして終わりたかった」との思いも抱えながらの引退となった。

ジムの小磯会長と並ぶ原島(右)

 モルモットの名前がついたのは、14年浜本“キャット”雄大戦がきっかけだ。試合を前に「負けたら改名」と所属ジムの小磯会長から言われていたが、判定負けを喫し、顔と雰囲気から「似ている」との理由で名付けられた。

「最初、リングでコールされるときにめっちゃ恥ずかしいですし、早く普通の名前に戻りたいって思ってました。でも指導してるキッズとかにすぐ覚えて貰えるのが分かって、覚えて貰えるならいいかな、って(笑)」と当時の思いを振り返った。

 2017年には、3連勝を記録して、J-NETWORKのランカーとなり、王座挑戦に近づいたが、2018年以降は失速し、勝ち星に恵まれない時期が続いた。

 そのようになってしまった大きな要因は減量であった。「水抜きの量が4kg、5kgと増えていって、計量をパスした後、年齢的なこともあると思うんですけど体が全然回復しない。(水抜きで)反応も悪くなっていて、最後はこんな顔面へのヒジを喰らって」との苦悩もあった。

試合直前まで、モルモットの帽子を被っていた

「水抜きをしないで、何なら1階級上げてでもあと1回か2回、やりたかったです。最後、良い動きをして終わりたかったですね」と何度もやり切っていないとの思いを熱弁した。

 チャンピオンに輝くことは出来なかったが、REBELSを盛り上げた功労者として、ファンと関係者から、10カウントゴングで送り出される。そのリングで原島は、最後の挑戦を行うという。その内容は明かされなかったが、集まったファンを盛り上げる挑戦を見せてくれるだろう。

☆10.3 REBELS 対戦カード、イベント情報はこちら

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