【RISE】裕樹、那須川天心に「潰しに来てもらいたい。僕も潰す」=前日計量
11月1日(日)エディオンアリーナ大阪で開催される『RISE DEAD OR ALIVE 2020 Osaka』の前日計量&記者会見が、10月31日(土)大阪府内で行われ、明日の大会に出場する全選手は、計量を1回目でパスした。
明日のメインイベントは[Mr.RISE Final Match -58kg契約 3分3R延長1R]で、RISE世界フェザー級王者・那須川天心(22=TARGET/Cygames)と、“ミスターRISE”こと、裕樹(37=ANCHOR GYM)が対戦する。
那須川は、リミットの58kgを57.85kgで、裕樹は57.65kgで両者とも計量をパスし、会見に出席した。これまで41戦41勝(31KO)のパーフェクトレコードを持つ、完全無欠の絶対王者・那須川。その那須川に挑む裕樹は、RISEでスーパーフェザー級(-60kg)、ライト級(-63kg)、スーパーライト級(-65kg)の3階級を制覇した男だ。今回の試合が、裕樹にとっては引退試合だ。
このカードは当初、4月の横浜大会で開催の予定であったが、新型コロナウイルスの影響で大会自体が延期となっていた。この一戦は、両選手やファンにとって、待望の対戦だと言える。
裕樹は「ようやくこの舞台に来ることが出来て、安心してますし、ワクワク、ドキドキしています。楽しみです」と待ちきれない様子。記者からは、普段61kgほどで試合をしている裕樹が、58kg以下の体重に落としたことについて、質問が飛ぶと「体重を意識はしていますが、体格差はないと思ってもらっていいです」と語る。
そう語った理由は、裕樹のファイター、そして男としての“意地”があるからだ。「(自分は)頑固なところがあるので、体格差で有利と言われたくないと勝手に思っている。そこで勝ったと思いたくない」との思いを熱弁する。普段の体重は70kgほどあるところを、この試合に向けて58〜60kgで維持してきた。
那須川は、昨年のスアキム戦以来の大阪での試合となる。「久々の大阪でしっかり盛り上げて、メインイベントをしっかり締めたい」と意気込みを語る。那須川自身、試合の有無は関係なく、日々トレーニングに励んでおり、今回の試合でも「モチベーションに関しての違いはない」と普段通りだ。
裕樹との試合を前日に控えて、那須川は普段の試合前とは異なるコメントを残した。「今回の試合は、ものを考えてしまうと(いけない)。思い出が色々あるんです。それを思い出してしまうと、ちょっと浸ってしまうというか、考えてしまうものがあるのでそこは忘れて終わってから考えようかなと思います」と、以前に交流があった裕樹を対戦相手として見るために、多くのことは考えないようにしている。
「今は相手としか見てないですし、そこはしっかり試合で見せようかなと思っています」と覚悟を示す那須川に、裕樹は「那須川天心選手だから、(減量は)頑張れたってのはあります。折れそうな時、辞めようかなと思うことが何回もあった。相手が那須川天心選手だから、成長させていただいたので非常に感謝しています」と感謝の言葉を述べる。
さらに、那須川について、「(自分と)16の年の差があって、素晴らしいファイター、これから世界に羽ばたくファイター」と評し、那須川との試合の話が最初に出た時から「1年以上時間が経過して、この一戦の重みを分かっています」と、長い準備期間を経て実現したこの試合に懸ける思いを話す。
那須川からの「今は相手としか見てない」との言葉には「僕も思いは色々ありますよ。あんまりこういうことを言うと変な感じになるかもですけど、ジムに来てもらって、セミナーもやってもらったり、そういったことがあったので、ここでダラダラ話しても仕方ないけど、その気持ちは断ち切って、明日は男同士の勝負。潰しに来てもらいたいです。僕も潰します」と返答した。
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