【レベルス】沖縄の雄・中村広輝が引退、激闘派ハードパンチャー、ダブルノックダウンも魅せた
12月6日(日)東京・後楽園ホールで開催される『REBELS.69』では、LEGEND-63kg初代&第2代王者・中村広輝(35=赤雲會)の引退セレモニーが行われる。最後のリングに立つ中村のインタビューがREBELSから届いた。
中村は九州の格闘技イベント『LEGEND』の他、沖縄の『TENKAICHI』でも2階級を制覇している沖縄の雄。バックボーンは琉球空手で、24勝のうち18勝がKO(勝利のうち75%がKO)という激闘派のハードパンチャーだ。
REBELSでは10戦5勝(4KO)4敗1分という戦績を残し、タイトルマッチにも2度出場した。ラストマッチは地元沖縄で、昨年3月、前TENKAICHIキックスーパーライト級王者のリュウイチと対決し判定負けしている。
今年9月、中村が自身のブログで引退を表明すると、山口元気氏(REBELS代表)が「引退セレモニーをやりたい」と中村に連絡し今回のセレモニーが決定した。
中村は「自分の中で、沖縄や九州ではベルトを獲れたんですが、東京の方で名前を残せなかったという無念があったんですね。それがセレモニーをしていただけるということで、一つの節目になるのかなと思ってありがたかったです」と感謝する。
さらに「ベルトを獲るというのも一つの目標だったんですが、こうしてセレモニーをやっていただけるということでベルトと同じ価値をいただけたような気持ちで、自分の中で一つ胸を張れたので、うれしく思っています。自分がやってきたことの証なのかなと」と、セレモニーには感無量のようだ。
REBELSでは多くの名勝負を残した中村。全10戦の中でのベストバウトを問われた中村は「1試合に絞るなら水落洋祐選手をKOした試合(2015年7月12日、REBELS.37)」としつつも「自分の中では『一番』が3試合あるんですが」と続ける。
残りの2試合とは「最初は小宮由紀博選手に勝った試合(2014年4月20日、REBELS.26)ですね。自分の中で『俺、ここでも戦えるわ!』という自信になった試合でした。その次がカノンスック・ウィラサクレック選手に勝利した試合(2014年12月23日、REBELS.32)です。当時、所属する赤雲會の事情もあってバタバタしていた中で勝てた試合だったので、これも自分の中で大きいですね」と思い入れある2試合を挙げる。
加えて「水落選手との試合は、生涯の中でもベストKOだった」と振り返った。
16年3月には山口裕人を相手に、両者同時にダウンするダブル・ノックダウンも魅せた。「あの時はもうフラフラだったので、自分の中で手応えがあった試合ではなくて。見てる人は盛り上がったでしょうし、なかなか見られないことが起きてインパクトはあったんだろうなと思うんですけど、自分の中では負けは負けなので。ただ、そうやって人々の印象に残ってくれているんだったらうれしいですね」と笑う。
引退後は「携われることがあれば。自分のジムの選手をREBELSさんで活躍できるように育てていく」と語り「できることなら何かさせてください」と引き続きREBELSとも繋がりつつ、選手を育成などしていきたいと語った。
◆中村広輝(なかむら・ひろき)
所属:赤雲會 生年月日:1985年9月20日 年齢:35歳
出身:沖縄県那覇市
戦績: 42戦24勝(18KO)16敗2分
タイトル:全沖縄ライト級王者、OMAFライト級王者、LEGENDライト級王者、TENKAICHIスーパーライト級王者
☆中村の引退セレモニーが行われる、12.6REBELSのイベント情報はこちら
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