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【K-1】頭を丸めた前王者カリミアン「自分と向き合い、必ずベルト獲り返す」空手出身・谷川聖哉「来年タイトル戦線へ」

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2020/12/25(金)UP

シナ・カリミアン(左)と、谷川聖哉 (C)K-1

 2021年1月24日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される、K-1年間最大のビッグマッチ『K’FESTA.4』で対戦する前K-1クルーザー級王者シナ・カリミアン(イラン/POWEROFDREAM)と、谷川聖哉(日本/K-1GYMSAGAMI-ONOKREST)のインタビューが主催者より届いた。

 カリミアンは18年9月の初代クルーザー級王座決定トーナメントでK-1に参戦し初代王座を獲得。19年8月のノンタイトル戦で愛鷹亮にまさかのKO負けを喫したが、翌年3月の『K’FESTA.3』で王座を懸け再戦。判定で愛鷹を破り、リベンジと2度目の防衛を果たした。11月の福岡大会では3度目の防衛戦に挑むも、K-JeeにKO負けを喫し王座陥落。この『K’FESTA.4』に再起を懸ける。

2メートルの長身から強烈なキックを繰り出すカリミアン(18年9月)

 今回の試合について「11月のK-1福岡大会でK-Jeeに敗れて、すぐにでもK-Jeeと再戦したいと思っていた。谷川と戦うことについて、特にこれといった感情はない。早く試合をしたいという気持ちだけだ」と語るカリミアン。
 前戦のK-Jee戦については、言い訳に聞こえるようなことは言いたくないとノーコメントだが、カード発表記者会見には坊主頭で現れ「一番は前回の結果に対して自分自身を許すことができなかったんだ。私はこういったことが起きた時に周りのせいにするタイプの人間ではない。今回は自分自身と向き合い、必ずベルトを獲り返すという気持ちを表すために頭を丸めたんだ」という。

パンチを繰り出すカリミアン(2020年3月)

 対戦相手の谷川への印象は特に何もなく、谷川が「KOで勝つ」と発言したことへも「それは彼の夢の中だけで、実際に起きることはない」と一蹴。試合に対しては「初めて自分が来日してトーナメントに参戦した時、私が『優勝してK-1のベルトを獲る』
と話したら、みんなは冗談だと思って笑っていた。でも自分の中では絶対にベルトを獲るんだというハングリーな気持ちがあり、実際にベルトを巻くことが出来た。今の自分は、あの時以上に勝つことに対してハングリーな気持ちがある。あとはそれを試合で見せるだけだ」と、勝利に対しての想いを語る。

 ファンへ「日本のファンのみなさんは自分が勝っている時も負けている時もいつも応援してくれる。本当に素晴らしい存在だと思っている。チームのみんな、マネージャー、全ての人たちが自分のことをサポートしてくれているし、その中で自分は次の試合へ向けて厳しいトレーニングを積んでいる。ベストのパフォーマンスを試合で見せて、みなさんと共に2021年の素晴らしいスタートを切りたい。これからクルーザー級のファイターは今まで見たことのないシナ・カリミアンと戦うことになるだろう」とコメントを送った。

空手で活躍する谷川

 対する谷川は第1回・第3回真正会全日本空手道選手権大会重量級優勝の実績を残し、2017年5月にキックボクシングでプロデビュー。2020年3月にプレミリナリーファイトでK-1デビューし、グループ3戦目にして前王者の牙城に挑む。

 カリミアンとの試合が決まったことに対し「正直“『K’FESTA』に出られたらいいな”」位で、本当に出場となり、しかも対戦相手が前チャンピオンだとは思っていなかったといい「ここで勝つと負けるとでは来年の景色というか、自分の立ち位置がすごく変わってくるなと思いました」と語る。

 谷川は初めてカリミアンを見た時は「チャンピオンだ!」とオーラを感じたが、いざ試合が決まってから見るとあまり大きくなかったといい、「逆に負のオーラがすごく出ていて、目も全く合わせてこなかったんですよ。普通自信があればもうちょっと堂々としているのになと思いました。自分はもともと外国人と戦うのが得意で、カリミアン選手より大きい人とも戦ったことがあるので怖さはなかったです」と印象を話す。

鋭い上段蹴りを決める谷川

 小学校1年から空手を習い、絶対K-1選手になりたいと思い「もともとK-1をやるために空手をずっとやってきたと思っています」という谷口。強い選手がいるところで揉まれたいという思いから、今年1月からK-1 GYM SAGAMI-ONO KREST 所属となった。「普段の練習でも、周りから“このままじゃトップ選手に追いつけないぞ!”という風にハッパを掛けられて、毎日厳しい練習を続けています。KRESTにいるから強くなる訳ではないので、環境に甘えてはいけないなと思います」と気を引き締める。

 最後に「ほとんどの人はカリミアン選手が勝つと思っていると思うんですけど、そこをひっくり返して、来年タイトル戦線に関わっていきたいと思います。その上でも絶対に落とせない一戦なので、もちろん正月返上で、一から対策を練って絶対に勝ちに行きます」と意気込んだ。

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