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【K-1】野杁正明、日本vsタイ対抗戦で全勝宣言、大将として「KOにこだわる」

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2020/12/27(日)UP

大将戦に出陣する野杁正明(C)K-1

 2021年1月24日(日)東京・国立代々木競技場第一体育館で開催される、K-1年間最大のビッグマッチ『K’FESTA.4』。同大会の「日本vsタイ 5対5」で、ヨードクンポン・シットモンチャイ(26=タイ/Sitmonchai Gym)と対戦する、第2代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者・野杁正明(27=K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST)のコメントが主催者を通じて届いた。

 野杁は国内外の強豪を次々と撃破し、ついたあだ名が”新時代の怪物”。2017年6月にはゲーオ・ウィラサクレックを延長判定の末に破り、第2代K-1 WORLD GPスーパー・ライト級王者の座を手にした。昨年3月ジョーダン・ピケオーに敗れて以来ここまで3連勝中と好調だ。

強烈な左ボディを叩き込む野杁

 昨年を振り返って「もっと試合をしたかったなっていう気持ちはあったけど、この状況の中、当たり前に試合ができる訳でもないですし、数試合でもやらせてもらったのはありがたいことでした。でも、その中でKOできなかったので、反省点が多い1年だったと思います」と、強豪相手に判定勝利ではなく、KOという結果にならなかったことが反省点だという。

 今回対戦するヨードクンポンは、ルンピニースタジアム、ラジャダムナンスタジアムのムエタイ二大殿堂で活躍。120戦を超える豊富なキャリアを持つ強豪ファイターだ。「ムエタイの選手ですけど、自分から組みに来る選手ではないし、全然ムエタイっぽくないファイタータイプ。僕とは噛み合う面白い試合になると思います」と好勝負を予感させる。

ムエタイ最強と言われたゲーオにローキックを放つ野杁=17年6月

 日本人選手にとって、対ムエタイは一つの壁であり、100戦以上の戦績を超えるファイターも多い。しかし、ゲーオとの拳を交えていることもあり「タイ人だからという苦手意識みたいなものも全くない。タイ人相手にムエタイルールで戦うとなれば多少は違ってくると思うんですけど、K-1ルールは僕たちがいつも戦っているルールなので、どれだけ向こうが百戦錬磨のタイ人だったとしても、そう甘くはないぞと思います」と自信を見せる。

 対抗戦の大将として、今回はリングに上がることになるが「(日本が)全勝しなければいけないと思ってます。最終的に個人戦にはなると思いますが、一人一人が試合をしっかり盛り上げて、その上でK-1側が5勝してくれればいいなと思います」と日本陣営の全勝を望む。

 さらに「僕は今まで何度か対抗戦をやったことがあって、ジョーダン・ピケオーとやった時の日本vs世界では負けてしまったんですけどKrush名古屋大会の名古屋vs東京だったり、ほかの対抗戦では全勝してるんですよね。僕としては対抗戦=縁起がいいもので、日本チームの大将として、大将らしい締め方をしないといけないと思っています。今回はKOにこだわりたいですね」と、KOで対抗戦を締める構えを見せた。

 野杁が狙うのはKOの一択だ。「KOで勝ちを重ねて行けば、いずれベルトは見えてくると思うし、僕が目指しているものはK-1ウェルター級のベルトだけ。なかなかこの状況で外国人選手を呼ぶことは難しいと思うし、いつ王座決定トーナメントが行われるか分からないですが、早くベルトを巻くチャンスがほしいです」と、2階級制覇は常に目標に掲げている。

 最後に「ここ最近モヤモヤした試合が続いているので、2021年初めにみなさんにスカっといい気分になってもらえるような試合を見せるので、ぜひ楽しみにしていてください」と意気込んだ。

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