2021/04/27（火）UP
（最終更新：2021/04/27 18:58）

橋本実生　(C)K-1

　5月23日（日）東京・大田区総合体育館で開催の『K-1 WORLD GP』にて行われる「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN～K-1バンタム級日本最強決定トーナメント～」に出場する、橋本実生（21＝K-1 GYM SAGAMI-ONO KREST）のインタビューが主催者より届いた。

　橋本は、真っ向勝負するスタイルで、19年にABEMAの企画『格闘代理戦争』で「TEAM武尊」のエースとして活躍。同年9月にプロデビューして以来『Krush』で実績を積み、昨年のバンタム級トーナメントでは決勝で吉岡ビギンに敗れ、準優勝の結果を残した。

プロ初勝利をKOで飾った際の橋本（右／2020年3月）

　前回のトーナメント決勝の吉岡戦を「実力差もなかったし、『獲れたのに獲れなかった…』と思いました。チャンスを掴むヤツはどんなチャンスも掴むと思うので、ベルトを獲れなかったときは『あぁ、俺もう無理だな』と思って、格闘技に向いてないから辞めようと思ったくらいです」と振り返る。

　そんな橋本だが、K-1でバンタム級が新設されるかもしれないという話を聞いて「もう一度（格闘技を）やろう」と、気持ちを立て直したという。
　試合が決まった今は「ここを逃がしたらほんまに終わりやなと思ってます」と語る。

　今回の一回戦の相手である大村修輝（18＝POWER OF DREAM/プロデビュー戦）については「デビュー戦でこのトーナメントに出れたんやったら強いんかなという印象です」とコメント。

松本との初対戦でパンチを振るう橋本（左／2019年9月）

　また、同トーナメントには過去2度敗戦している松本日向（22＝K-1ジム三軒茶屋シルバーウルフ）も出場している。
　その松本について「気持ちが強いっていうのもありますけど、試合しながら“俺どうやったらこの相手に勝てるんだろう？”ってずっと思ってたんですよね」と語り、「僕の中では松本選手がこのトーナメントの中で一番強いと思ってるので決勝でやりたいです」と決勝で松本との3度目の試合を望む。

　松本と対戦するには、お互い決勝まで勝ち上がる必要があるが「厳しい道のりだとは思いますが、トーナメントを勝ち抜いて日本最強の座をかけて松本選手と戦って、リベンジして勝つことができたら最高の結果だし、一番盛り上がる展開だと思います」と優勝と共にリベンジを誓う。

　橋本は全てのK-1ファイターの中で一番輝きたいと語り、“そういう選手になるんだろうな”と思われる試合をしたいという。「K-1は重量級が盛り上がっていて“軽い階級は倒せなくて判定ばっかり”という印象を持たれているかもしれないけど、それもこのトーナメントで覆したい。打ち合って打ち合って、魅せる試合をしたいです」と意気込む。

バンタム級トーナメント参加者（左から）橋本、大村、壬生狼、野田、松本、鵜澤、黒田、池田

　最後に橋本は「トーナメントで優勝するのはもう大前提です。ボクシングではファイトマネーが公開されることもあったり、ランボルギーニを買ったとか、そういうことを公にしている選手がいるので、僕も“拳一つでこれだけ稼げるんだぞ”っていうのをK-1で見せて、今からK-1を目指す人たちに夢を与えたいです。このトーナメントで優勝して、いい暮らしをして、いい飯食って、いい車乗って……そういうのはやっぱり男のロマンだと思うし、それができるのがK-1だと思うんですよ。K-1では拳一つで全てを手に入れられるというのを見せていきたいです。そのためにも今回は絶対に優勝します」とファンにメッセージを送った。

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