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ラーメンはアスリートに危険か、なんと条件によっては良い!?日大柔道部員の研究が最優秀賞に

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2025/03/02(日)UP

ラーメンはアスリートにとってプラスかマイナスか

 ラーメンはアスリートに避けられる傾向にある。それは高炭水化物、高脂肪、高塩分と太る要素が多いからだ。さらには小麦に含まれるグルテンが太る原因という説もあり、ボディメイクには避けられる傾向にある。
 そんな中でラーメンを食べても悪影響はなく、むしろ好成績を出す柔道選手が多いとの研究結果が高い評価を得た。

【フォト】ラーメンの調査結果!わかりやすく図解に

 これは奈良県天理大学で2月15、16日に開催された柔道大会『全日本学生柔道ウインターチャレンジトーナメント2025』の研究部門で発表されたもの。

 この大会は試合と研究部門に分かれており、単に競技力向上のために開催されるのではなく、学生として学んだ知識を最大限に発揮する研究発表の場が設けられている。

 そこに異彩を放ったのは日本大学4年、𠮷村直気さんが発表した『柔道競技者の食事(ラーメン)がもたらす心身への影響及び競技成績との関係について』。これが多くの得票を集め、研究発表最優秀賞として選ばれた。最優秀賞受賞は日大は初。

最優秀賞を獲得した日本大学4年・𠮷村直気さん

 研究趣旨は、アスリートは脂質、塩分を控えた食事を徹底し、ジャンクフードを控えるよう指導されるが、食事管理におけるメンタルへの影響は計り知れないののではと考えた。さらに24年の柔道全日本体重別(講道館杯)で半数以上がラーメン好きと公言していることを突き止め研究を開始。まずは127名の全国強豪大学柔道部、と社会人柔道家にアンケートを行いその結果を発表した。

 ラーメン摂取の階級は男子は100kg超級(18.4%)、女子は78kg超級(6.4%)が最も多くこれは試合に向けた減量がなく、自由に食べられる状況にあるが、次いで中量級、軽量級と続いた。
 さらに競技成績では全国大会入賞者が最も多い31.2%を占めた。ただし、ラーメン摂取場面では1位が休日の62.4%、2位は練習後。らーめん摂取頻度では週に0.1~2杯で毎日はわずかだった。やはりチートディなど、週に1回程度、ストレスなく食べられる日に食べる傾向にあるのではないだろうか。

 ただし、ラーメンの摂取日、・翌日の練習、試合での体の影響で、「普通」の次の「良い」という結果が多く、それにより研究者は「柔道の練習、試合においては当日、前日にラーメンを摂取した方が、体の状態が総合的に良くなると考えられる」「競技の大切な要素のメンタルが充実する」とし「過度な食事管理や間違った摂生、根拠のない伝統でメンタルを削ることは無意味で危険」と警鐘を鳴らした。

 確かに試合前日。当日に持久力をつけるため、エネルギー補給(カーボローディング)でパスタを多めに摂る選手は多い。ラーメンを食べる場合は試合前の胃もたれのないよう、こってりすぎないラーメンだったら良いかもしれない。

 この結果に日大柔道部の金野潤監督に本日3月2日、話を聞くと「レポート結果は高い評価を得て日大初の最優秀賞だった。彼(𠮷村直気さん)は現在4年で警察官に内定している。街で 美味しいラーメン屋をきいたら科学的な視点からおすすめの店舗を紹介してくれると思う」と笑顔で答えた。

 なお、調査した柔道家が好きなラーメンベスト3として1、「山岡家」2、「ラーメン二郎」3、「長男」「ほそのたかし」だった。競技選手は自分の身体と相談しラーメンと良い付き合いをしていきたいところだ。

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