【MA日本キック】ピンサヤームの妙技、中向を寄せ付けずTKO圧勝
▼第10試合 MA日本スーパーライト級タイトルマッチ 3分3R延長1R
△大石駿介(OISHI-GYM/MA日本スーパーライト級王者)
ドロー 延長R 判定1-1 ※10-9、9-10、10-10
△岩下隆樹(朝久道場/MA日本スーパーライト級1位)
※大石が初防衛に成功。
大石は昨年4月にモハン・ドラゴンをKOして王座奪取。昨年10月以来、約9カ月ぶりの試合が初防衛戦となった。挑戦者の岩下はまだ21歳の九州のホープ。
1R序盤から岩下は左右フックと前蹴りで攻めて行く。左右の強打を叩きつける岩下に、大石はヒジを打ち込んで行くが空を切る。
2Rも岩下が左右のパンチを連打して攻める。大石は組み付いてヒジを連打。これで岩下は額をカットして流血する。スピードが鈍った岩下に大石はヒジを連打。岩下も左右のパンチを連打して応戦する。
3R、岩下は左右ストレート連打と左ミドルでラッシュを仕掛けるが、大石のヒジと右ローに下がる。
打ち合いが繰り広げられ、手数では岩下が優る。大石も左ボディ、ヒジの連打。激しい打ち合いは最後まで続いた。
判定はジャッジ1名が大石を支持したがドロー。延長戦へ突入する。大石の左ローに対して岩下は左右ストレートと前蹴り。延長戦でも両者譲らず判定1-1で大石のドロー防衛となった。
大石はマイクを持つと、「結果としてはドローだったので勝ちではないですが何とかベルトを守ることが出来ました。岩下選手は若いですが、かなり強かった。俺にもWPFM世界タイトル挑戦のチャンスをください」とWPMF世界王座への挑戦を表明した。
▼第9試合 MA日本ライト級タイトルマッチ 3分3R延長1R
○高橋幸光(はまっこムエタイジム/MA日本ライト級王者)
判定2-1 ※30-29、29-30、30-28
●稲石竜弥(Team OJ/APKFスーパーフェザー級王者/挑戦者)
※高橋が2度目の防衛に成功。
高橋はMAとJ-NETの二冠王で、今回のMA王座防衛戦を皮切りに、8月にJ-NET王座の防衛戦、9月にはREBELSの王座挑戦とタイトルマッチ3連発が決まっている。挑戦者の稲石はトリッキーな動きでREBELSやビッグバンで活躍するライト級トップクラスの一人。
1R、稲石はセオリーに捕らわれないトリッキーな動きから右ミドル、ジャンプしてのミドルを繰り出し、右アッパーをボディに突き上げる。高橋は左ミドルを蹴りながら様子を見る。
2R、高橋が首相撲でコカすと、稲石はロープの外へ飛び出してしまう。高橋は前蹴りを突き刺し、強い左ミドルを蹴って前へ出る。高橋の右フックをもらうと稲石は左ミドルを返す。
3R、高橋の左ハイがクリーンヒットし、稲石がグラつく。稲石は左右フックを放つが、高橋が左ハイ、ミドルを放って前に出る。稲石が左ミドルを蹴れば、高橋は左ミドルの倍返し。打ち合いに行く稲石だが、高橋の左フック、左ストレートが鋭く決まる。
判定2-1でまずはMA王座の防衛に成功した高橋は、「試合内容には不満しかありませんが、稲石選手は一番やりたかった相手。ありがとうございました。はまっこジムが今年17周年なので、ここからはまっこが世界に行けるように真面目に頑張って会長たちを連れて行きたいと思います」と、さらなる飛躍を誓った。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
関連記事
【関連リンク】