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【ボクシング】41歳、江畑が6度目の挑戦で女子世界王者に

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2017/05/19(金)UP

41歳、6度目の挑戦で初の世界王座を奪取した江畑佳代子

ワタナベジム、DANGAN
DANGAN-LADIES Vol.5

2017年5月19日(金)東京・後楽園ホール

▼メインイベント WBO女子世界ミニフライ級タイトルマッチ 2分10R
○江畑佳代子(41=ワタナベジム/元東洋太平洋女子フライ級王者)
判定30 ※97-93、97-93、98-92
●塙(はなわ)英理加(26=UNITED)
※江畑がWBO新王座に就く

カウンターで右ストレートをヒットさせる江畑(右)

 プロボクサーとなって約10年、6度目の世界挑戦となる41歳の江畑加代子。世界挑戦はこれを最後にすると覚悟を決めてリングに上がる。江畑の相手はプロ2年目で7戦全勝2KOの塙英理加。

 1R、塙は低い構えから江畑の懐に入って積極的にパンチを出すが、江畑はリーチを生かしジャブと足を使って懐に入らせずカウンターでパンチを当てていき、塙の右目尻を切る。

4R目から塙のパンチがヒットし始める。

 しかし、塙も4R目から江畑のパンチをじっくり見てかわし、江畑にパンチがヒットし始める。
 5R後半には打ち合いを展開、江畑のパンチがヒットし塙がバランスを崩す場面も。
 7Rには江畑の右ストレートがクリーンヒットし、その後も右、左と当てていき場内は江畑コールに。
 10Rには打ち合いになるが、しっかりパンチを当てて行った江畑が3-0で激戦を制した。

 勝利が決まった瞬間、涙で顔を覆う江畑。
 試合後江畑は「塙選手は闘志熱いものがあり、私のパンチが当たっても顔に出さず、どんどん前に来る選手だったので、最後まで油断できませんでした。こんな若い選手がもっと出て来ると女子ボクシングも盛り上がると思います」とし、自身の進退に関しては、これまで6度の挑戦を応援し続けてきたファンに「ありがとう」と感謝の言葉を送った上で「もうちょっとやりたいなぁ。応援よろしくお願いします」と宣言。
 観客からは拍手が沸き起こった。

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