【ROAD FC】世志琥がMMA初黒星、年間「最優秀新人賞」獲得も悔し涙に
▼メインイベント 女子アトム級タイトルマッチ 5分3R・延長1R
○ハム・ソヒ(30=韓国)
TKO 1R 4分40秒
●ジン・ユ・フレイ(32=アメリカ)
※ソヒが初防衛に成功。
ソヒは渡辺久江、石岡沙織、長野美香ら日本のトップ選手を次々と破り、2013年5月にDEEP JEWELSアトム級王座に就いた実績の持ち主。また、2014年12月には韓国人女性として初めてUFC参戦を果たした。UFC離脱後はROAD FCに参戦し、今年6月にDEEP JEWELSアトム級王者・黒部三奈を破って初代ROAD FC同級王座に就いた。今回が初防衛戦となる。
対するフレイは世界最大の女子MMAプロモーション『Invicta FC』のトップファイター。昨年3月に同団体の元アトム級王者エリカ・チブリシオに判定勝ちし、同年9月には浜崎朱加が保持していた同アトム級王座に挑戦したが、2RにTKO負けした。今回は初参戦のROAD FCで王座奪取を狙う。
1R、サウスポーに構える両者が、序盤から積極的に右ジャブを繰り出しながら左ローを蹴り合う。試合が進むにつれ、互いに鋭い左ストレートカウンターで顔面を狙うスリリングな展開に。
すると終了間際、フレイが右フックから左ストレートのモーションに入ったところで、ソヒが狙いすました左ストレート一閃。マットに崩れ落ちたフレイにソヒが鉄槌を落としたところでレフェリーが試合を止めた。ソヒが強敵を一撃でマットに沈め、初防衛に成功した。
▼アトム級 5分3R
○イム・ソヒ(20=韓国)
判定3-0
●荒木未来(34=リバーサルジム 立川 ALPHA/日本ではKAIのリングネームで活動)
ソヒは中国武術とキックボクシングをバックボーンに持ち、その端正なルックスから“武術プリンセス”と呼ばれる期待の新星。昨年4月のデビュー戦は中国人選手に初回TKO負けを喫したが、今年 月の再起戦で日本の華 DATEに判定勝ちを収め、プロ初白星を上げた。
対する荒木は空手とキックボクシングをベースに持った打撃系ファイターで、2014年にDEEP JEWELSでプロデビュー。元ストロー級(当時はライト級)暫定王者・富松恵美に善戦したこともあり、これまでに5勝2敗の戦績を収めている。
1R、序盤からパンチを打ち合う両者だが、リーチで勝るソヒの右フックがヒットする場面が多い。荒木がさらに前進してくると、ソヒは横蹴りやミドルで食い止める。
すると、パンチの打ち合いから荒木が右フックを被弾してダウン。ソヒはパンチの雨を落とし、荒木が亀の状態になるとバックマウントからチョークを狙う。これを外して立ち上がった荒木はソヒに組みつき、ケージに押し込んだままピンチを凌いだ。
2R、細かいパンチを放ちながらジリジリと前進する荒木だが、ソヒはサイドキック、前蹴り、ミドルで突き放す。終盤に荒木の左フックがソヒの顔面を捕らえたが追撃は及ばず。初回にダウンを奪ったソヒが判定勝ちを収め、2連勝を飾った。
●次ページ:RIZINでギャビ・ガルシアと戦った元アメフト選手が出撃
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