【パンクラス】”野生獣”手塚裕之が鮮烈1R決着で暫定王座を獲得
パンクラス
『PANCRASE306』
2019年6月30日(日)東京・新木場スタジオコースト
▼第11試合 メインイベント ウェルター級 暫定王者決定戦 5分5R
○手塚裕之(ハイブリッドレスリング山田道場/TGFC)
一本 1R3分36秒 ※バックチョーク
●高木健太(リバーサルジム川口REDIPS)
※手塚がウェルター級暫定王座を獲得
手塚はパンクラスでの6勝のうち、5勝がパンチ&パウンドによるKOというハードパンチャー。デビュー前にアメリカ・オレゴン州のジムに単身渡り、3年間現地で活動していた逆輸入ファイター。連続KO勝利でランキングを駆け上がったが、昨年2月にフランカに2-1で惜敗した。12月には第9代ウェルター級王者・村山暁洋にフルマークの判定勝ち。今回念願の初王座挑戦となる。
高木は08年にDEEPでデビューし、修斗やHEATなど様々な舞台で活躍してきたベテラン。ヒジや右フックを武器とし、17勝のうち実に15がKO勝利。手塚とは2016年に一度戦っており、その時は1Rにフックでダウンを奪い手塚の鼻を曲げると、2Rの打ち合いの中、手塚を大流血させTKO勝利。
本来は手塚と元同級王者・三浦広光の対戦の予定だったが、三浦がが靭帯損傷のため欠場。KO率83%の手塚と88%の高木のKO必至の一戦が実現した。
打撃を身上とする両者は1R開始直後から遠めの距離からパンチを交換。高木が放ったローに合わせ手塚が左フックを二度ヒットさせると高木はバランスを崩すが、手塚は慎重に距離を維持。パンチで前に出る高木の隙をつき手塚がタックルでテイクダウンを奪取。高木が体を入れ替え固めを外したところを手塚は逃さずタックルで追撃。後ろを取りケージに押し付けながら仕掛けたバックチョークが完全に決まり、高木はたまらずにタップ。手塚が鮮烈な1ラウンド決着で暫定王座を手にした。
ベルトを手にした手塚はマイクを握ると「うれしいですね。いろいろな人に迷惑をかけたので」と、山田道場の太田代表、チーム・TGFCの仲間、そして両親への感謝の言葉を口にした。決め手となったバックチョークについて「山田道場は寝技が強い人が多く、僕も寝技できるんだぞというところを見せたくて、狙っていました」と、打撃KO必至との予想を裏切る腹積もりだったことを暴露。今後の目標を「ONE championship出させてもらえるなら、そっちでもトップ目指していきたいですね」と、世界最高峰の舞台に標準を合わせる発言で大興奮の興行を締めくくった。
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