2020/12/06（日）UP
（最終更新：2021/01/19 15:21）

安達（左）が判定勝利した

▼第4試合　REBELS-RED 53.5kg級王座決定リーグ戦／REDルール／3分3R
◯安達浩平（2点／team AKATSUKI）
判定3-0　※29-28×2、30-29
●響波（2点／Y’s glow）

　1Rから両者ともオーソドックスに構え、左右のローを蹴り合う。安達の前進に、響波は右の前蹴りをボディに放つ。負けじと安達も右ボディストレートで応戦する。

　2Rになると更に圧力をかける安達が、左ローを蹴り、左フックを見舞う。それに、響波は右ストレートを狙い、これをヒットさせる。圧力では安達だが、響波の手数も多い。

　3R、安達がじりじりプレッシャーをかけて、右の強烈なボディフック。さらに、安達が距離を詰めて、右ヒザをボディに突き刺し、離れ際には右ストレートをヒットさせる。終盤まで、安達が圧力とヒット数で優勢をキープし、判定勝利した。

津崎（右）が判定勝利した

▼第3試合　71.5kg契約／REDルール／3分3R・延長1R
◯津崎善郎（LAILAPS東京北星ジム）
判定3-0　※29-27、30-27×2
●渡慶次幸平（クロスポイント吉祥寺）

　津崎は現ラジャダムナンスタジアム・ミドル級王者の石毛慎也を師に持つ実力者で、昨年の「REBELS-MUAYTHAI スーパーウェルター級王座決定リーグ戦」で準優勝。前戦は今年9月の『TITANS NEOS 27』で日本ウェルター級王者のリカルド・ブラボと引き分けている。現REBELS-REDスーパーウェルター級王者の吉田英司とは過去3度激闘を繰り広げており、この渡慶次戦を勝利で飾り、来年は悲願のタイトル奪取を成し遂げたいところだ。

このヒザ蹴りで津崎がダウンを奪う

　対する渡慶次はミャンマーラウェイ王者の実績を持ち、今年9月の『KNOCK OUT』でKO勝利でキックデビュー。前戦は今月8日の『REBELS.67』で、ヒジによるカットでドクターストップによりTKO負けを喫しているが、傷口の回復経過を確認した上で、中4週間での連続出場が決まった。

　1R、渡慶次が左ロー、ミドルと蹴り中心の攻めを見せる。津崎は右ローを放ち、ワンツーをヒットさせる。終盤に津崎が良いタイミングで右フックを合わせて、渡慶次のバランスを崩させるも、これはノーダウン。

　2R、渡慶次が飛び込むようにして右ストレートを放つ。前進する渡慶次に、津崎はカウンターの左フックや、右のヒザ蹴りで対抗する。終盤、距離を詰める渡慶次が左右のフックを振り回す。

　3R、渡慶次が前進してパンチを見舞うが、津崎が左フックや前蹴りで上手くサークリングする。渡慶次は、前進をやめず、左ミドル、左ストレートで襲いかかるが、そこに津崎の狙い済ました右ヒザが炸裂。渡慶次が倒れてダウンを喫する。その後も落ち着いて、津崎が左フック、右ストレートをヒットさせて、順当に判定勝利した。