【RISE】小林愛三が田渕涼香にリベンジ果たし正規王者昇格、工藤政英は田渕神太の粘りにKOならず
▼第5試合 ミドル級(-70kg)3分3R延長1R
○宮城寛克(赤雲會/同級6位、TENKAICHI元ウェルター級&ミドル級チャンピオン)
KO 1R2分55分 ※右フック
●森 興二(FJKICKASS/ZST第2代フェザー級チャンピオン)
宮城はこれまでに沖縄TENKAICHIのウェルター級とミドル級で二階級制覇している。19年9月のRISE初参戦はドローだったが昨年2月にはNKBのリングでKO勝ちを収めると、7月のRISEテレビマッチで“人獣”中村寛と70kg契約で対戦し判定勝利。勢いをもって10月の“ブラックパンサー”ベイノア戦に臨むが、3RKO負けを喫している。
対する森は元ZST王者の肩書きを持ち、MMAでは12戦すべてがKO、キックでも3勝2敗のすべてがKO決着というKOファイター。昨年8月にはRIZINに参戦し、松倉信太郎とのオープニングマッチに挑むも1Rで豪快に玉砕した。
1R、サウスポーの森へ放つ宮城のインローで、森が大きくバランスを崩す。宮城の入り際に合わせた森の左ストレートで宮城がダウンする波乱の立ち上がりとなる。
立ち上がった宮城は前蹴り、ストレートで距離を取る。前進する森の右フックに合わせた宮城の右フックが直撃し、今度は森がダウン。ふらつく森を見たレフェリーが試合をストップし、宮城が1RKOを収めた。
宮城はマイクを握ると「絶対勝ちたいという信念で練習してきました。これからもどんどん(リングに)上がっていきたいので、宮城寛克、赤雲會をよろしくお願いします」とコメントを残した。
▼第4試合 -53.5kg 3分3R延長1R
○金子 梓(新宿レフティージム/RISEスーパーフライ級9位)
判定2-0 ※30-29、29-29、29-28
●鳩(あつむ/TSKjapan/MuayThaiOpenスーパーバンタム級王者、WMC日本バンタム級王者)
金子は、2018年11月に田丸辰とスーパーフライ級タイトルを争ったほどの実力者だが、田丸に敗れて以降は、韓国での勝利(2019年7月)以外、国内では5連敗中と崖っぷちのピンチに陥った。それまでは55kg級で戦うことが多かったが、前戦1月からスーパーフライ級(-53kg)に復帰。判定勝利を収め長い連敗トンネルから抜け出している。
対する鳩はWMCインターコンチネンタルバンタム級を含むムエタイ五冠王の実力者。RISEには過去2回参戦し、1敗1分と未だ勝ち星がない。タイトル戦戦への浮上のためにもそろそろ初勝利が欲しいところだ。
1R、金子が鋭い左ジャブで直線的に前進。ロープを背負う鳩は右ロー、左ミドルで突き放しにかかる。金子は左ジャブで鳩の顎を跳ね上げるが、鳩のローが効いたかサウスポーへスイッチ。ロープを背負う鳩へ左ストレートを見舞う。
2R、金子がサウスポーのままワンツーでプレッシャーをかける。鳩もリーチの長いワンツー、左フックで応戦。至近距離では右ヒザを突き立てる。金子の左ストレートがよく当たり、返しの右フック、右アッパーで鳩を削る。
3R、鳩が大振りの右フックでプレッシャーをかけるも、金子が左ストレートからのコンビネーションで距離を詰める。コーナーを背負った鳩へ金子が左右フックから左ヒザ、アッパーとコンビネーションをヒットさせるが、鳩も手を出し応戦。最後まで金子のパンチに耐える鳩がダウンを拒否するまま試合終了のゴングを迎えた。
勝敗は、ジャッジ2者の支持を集めた金子が判定を勝ち取り2連勝。鳩のRISE初勝利はまたもお預けとなった。
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