TOP > 試合結果 一覧

【DEEP KICK】木村ケルベロス颯太がTKO勝利、3大タイトルマッチは全て王者が防衛成功

フォロー 友だち追加
2022/12/29(木)UP

膝を放つ木村ケルベロス颯太

DEEP☆KICK実行委員会
『DEEP☆KICK 64』

2022年12月25日(日)テクスピア大阪

 メインイベントでは“3大タイトルマッチ”と題し-57.5kg・-63kg・-65kgの3階級におけるタイトルマッチが行われると王者3名が存分に力を見せつけ3勝、内2つがKOと全員が防衛成功。また他の試合でもKOが続出と東で行われたビッグイベントにも引けを取らない大盛り上がりを見せ、年内最後のDEEP☆KICK大会を豪勢に彩った。


▼トリプルメインイベント3 DEEP☆KICK-65kgタイトルマッチ 3分3R
〇木村ケルベロス颯太(NJKF心将塾)
TKO 2R 1分40秒 ※レフェリーストップ
●竹内皇貴(チームドラゴン)
※木村が初防衛に成功

パンチを当てる木村ケルベロス颯太

 大トリとなる最終試合はDEEP☆KICK-65kgタイトルマッチ、DEEP☆KICK-65kg挑戦者決定トーナメントを制し挑戦権を獲得した竹内皇貴にリング場で噛み付いた王者・木村ケルベロス颯太。あわや乱闘騒ぎとなる寸前までヒートアップした両者がここに対面、その眼差しは入場からリングコールまで互いに一切視線を外さず睨み合っていた。

 1R、静かにグローブを合わせた両者、互いにロー、ミドルで蹴り合う。そこからジャブを基軸にストレート、ボディ、アッパーと多彩にパンチを繰り出す木村。対する竹内は左ハイ・ローを繰り出していく。ラウンド後半、木村がコーナーに詰めパンチを連打、そこからのパンチでガード上からでも竹内が飛ばされるシーンも増えるが竹内も気持ちが強く前に歩み寄る。ダメージは両者感じさせないがヒット数ではやや木村が優勢か。

木村ケルベロス颯太がダウンを奪う

 2R、1Rに続きインローを中心に前に出て得意の膝に繋げたい竹内。対する木村はカーフキックを織り交ぜながらジャブ、ストレートをヒットさせていく。前に出たい竹内だが木村のジャブをかいくぐれない、そこへ木村がインローから足をスイッチさせての右フックを竹内にクリーンヒット、高度な技術を見せファーストダウンを奪う。すぐに立ち上がる竹内だがダメージが隠せない、木村は静かに歩を詰めると細かいパンチからロー、膝と多彩な攻撃を繰り出していき、最後はカウンターの右ストレートで竹内からダウンを奪う。竹内も立ち上がろうとするもレフェリーが続行不可能を判断し、木村がTKO勝利で初防衛を飾った。

 試合後のマイクで木村は「血のクリスマスどうやった?次はRISEの65kgベルト狙ってるから呼んでください、いや呼べ。俺がいっちゃん強いから、RISE頼むな。じゃあ、また地獄で」と引退を発表したRISEスーパーライト級王者の山田洸誓が返上し空位の-65kgベルトへの意欲を地獄の番犬キャラクター満載で語った。初防衛の勢いそのままにRISEにまで嚙みついた木村、来年RISEを暴れまわるかもしれない地獄の番犬に要注意だ。


蹴りを放つKENTA

▼トリプルメインイベント2 DEEP☆KICK-63kgタイトルマッチ 3分3R
○KENTA (HAYATO GYM)
判定3-0 ※30-29×2、30-28
●足利也真登(FightClubRush)
※KENTAが初防衛に成功

膝を繰り出すKENTA

 2つ目のメインイベントはDEEP☆KICK-63kgタイトルマッチ。3月に王座戴冠したKENTAに、初代S-1ミドル級王者の看板をひっさげ挑戦者決定戦を勝ち上がってきた足利也真登が挑む。

 1R、互いに体を揺らしながらロー、ハイの蹴りからパンチに繋いでいく。足利が左右のフックを思い切りよく振りぬくと対するKENTAも威力あるストレートを返すなど1Rから近い距離での打ち合いが続き、足利はパンチ主体、KENTAはパンチと右ミドルをヒットさせていく。1Rは互角の印象か。

撃ち合う両者

 続く2R、ミドルに加えハイキックを織り交ぜるKENTAに足利は左右のフックとローを返していく。ラウンド中盤からは1R同様、近い距離での打ち合いが増えていくが互いに1度のヒットも許さない。大砲のようなパンチを繰り出すもクリーンヒットは出ず、一進一退の打ち合いが続き2Rが終了。オープンジャッジでは2名が20-20、1名が20-19でKENTAを支持。

 最終ラウンド、ここで倒すといわんばかりに更にパンチを振り回し前に前にと打ち出る足利。これにKENTAもがっつり応戦し打ち合いを仕掛けていく。中盤、スタミナ切れか足利の手が止まっていくもKENTAは止まらずパンチ、蹴りを繰り出していく。残り1分を切ると足利は最後のスタミナを振り絞りパンチを出すが逆にKENTAのハイキックがクリーンヒット、立て直して最後の意地を見せたい足利だったがスタミナはKENTAが優勢。結局足利は印象的な一発が出ないまま試合終了し、判定は3者共に3RのKENTAを支持し3-0でKENTAが判定勝利、初防衛を決めた。

 KENTAは再びベルトを巻き「今日、僕の会長が誕生日なんです、いつも育ててもらってありがとうございます、誕生日おめでとうございます!」とコメントを残した。

▶次ページはトリプルメインイベント1~第9試合結果

フォロー 友だち追加

●編集部オススメ

・【DEEP KICK】進撃の祐基が-70kg次期挑戦者に決定、昼大会は本戦5試合オールKO決着=7.24大阪

・【テレビ・配信】12.31「RIZIN.40」TV放送・ネット配信・生中継情報

・【DEEP KICK】稲井良弥がKO勝利で初防衛、KING龍蔵と竹内皇貴が王座挑戦者に決定=9.25大阪

・元K-1王者・木村ミノル、豪腕フックで戦慄の66秒殺KO!矢地祐介が一撃で失神【INOKI BOM-BA-YE×巌流島】

・頭部に“かかと”が直撃、恐怖のバックスピンキック炸裂!年間最優秀KOの呼び声も=ロシアACA

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします

TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!

こんな記事も読まれています

関連記事

」をもっと見る

TOP > 試合結果 一覧