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【ボクシング】第二の井上尚弥・堤駿斗、デビュー戦は東洋太平洋5位に大差の判定勝ち

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2022/07/13(水)UP

堤がプロデビュー戦で勝利した

 高校6冠で”次期井上尚弥”と言われる堤駿斗(23=志成)が期待のプロデビューを迎える。

【フォト】堤の左ボディがヒットする瞬間ほか、写真6枚

落ち着いてジェミノの攻撃をさばいた堤

 堤は空手を経て小学5年からボクシングを始め、習志野高校に進学後、日本史上唯一の世界ユース選手権金メダリストに輝いた。
 若くして非凡な安定感と、その生命線となる洗練された左ジャブが持ち味だ。
 OPBF東洋太平洋フェザー級5位のジョン・ジェミノ(フィリピン)を相手にどんな試合を見せてくれるのだろうか。

 1R、堤は落ち着いてジェミノの攻撃をさばいては、スピードあるワンツーをヒット、ジェミノの動きを早くも止める。

ガードの間からパンチを打ち込む堤

 2、3Rは、インファイトしてくるジェミノに、堤は周りながら左右のボディ。しかし堤が足を止め応戦すると、ジェミノの右アッパーを食らう場面も。
 堤のワンツー、左フックが次々と入るが、タフなジェミノは前進を続ける。

 4R、5Rと堤がドンピシャの左ボディや右ストレートを入れると、一瞬効いたかのようなジェミノ。しかし、またもすぐにリカバリーし、フックを振るいながら前進を開始する。

 その後も同じような展開が続く。最終R、堤がラスト1分半からさらにギアを上げ、ワンツーフックの猛打。右ボディ、右ストレートが入るも、ジェミノは最後まで前進をやめなかった。判定は3-0(79-73、80−72×2)で堤が勝利。

判定で勝利した堤

 堤はマイクで「不甲斐ない試合になってしまって。ダウンもなく、インパクトを与える試合をしたかったんですが悔しいです。プロの経験の無さが出てしまったなと思っています」と悔しげな表情だ。
 それでも「次はもっと良い試合をするので、期待してください」と意気込んでデビュー戦のリングを後にした。

※全試合結果はこちら

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