【ボクシング】村田諒太、初防衛戦に「山中先輩のような王者になる」
4月15日(日)横浜アリーナにて行われるWBA世界ミドル級タイトルマッチに出場する王者・村田諒太(32=帝拳ジム)と、挑戦者で同級6位のエマヌエーレ・ブランダムラ(38=イタリア)が13日(金)都内で調印式と記者会見を行った。
今回が初防衛戦となる村田は、防衛に成功すれば日本人として初のミドル級世界王座防衛の快挙となる。
試合を2日後に控えて体調を尋ねられると「コンディションはうまく作れています。メンタル面は試合当日にならないとわからないですが、今のところ落ち着いています」と、明朗な表情で答えた。
相手のブランダムラはどんな相手にも対応できるボクサーで”カメレオン”のニックネームを持つ。そんな挑戦者を迎えることについて村田は、「僕のスタイルは前に出てプレッシャーをかけて行って、相手がイヤになるまで打つというだけ。今回も、それを実行するだけです」と、前回アッサン・エンダム(フランス)から7R終了時TKOで王座を奪った試合と同様、前に出て打ち続けるスタイルを貫くとした。
”アジアの大砲”と呼ばれる世界的スーパースター、マニー・パッキャオのプロモートもしてきたボブ・アラム氏も今回の試合のために来日して会見に同席し、村田の試合が前回の王座奪取戦同様、全米生放送されることを発表したが、そのことについて村田は「凄く嬉しいです。世界にアピールできる試合にしたい、と否が応でも思ってしまいます」と笑顔を浮かべた。
3月26日に引退会見を行った元WBC世界バンタム級王者・山中慎介は、南京都高校と帝拳ジムで村田の先輩である。山中引退後は、村田が日本ボクシング界を担う存在になると思うが、と問われると、「高校、そしてジムでも先輩である山中先輩のようなチャンピオンになれるように、一歩でも近づいて行きたいです。評価はまわりが作るものだと思うので、僕は自分のやれることを一歩一歩やって、山中先輩のようなチャンピオンになれればいいな、と思います」と12連続防衛を果たした先輩への思いを語った。
村田は日本人初となるミドル級世界王座を見事防衛し、山中からのバトンタッチが成功したとの評価が高まることに期待したい。(稲垣收)
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