【レベルス】小笠原瑛作、江幡塁との大物日本人対決に「しっかり倒して勝ちたい」
4月27日(金)東京・後楽園ホールで開催された『REBELS.55』の一夜明け会見が、28日(土)都内にて行われた。
メインイベントで、ダウサコン・モータッサナイ(タイ/ウィラサクレック・フェアテックスジム)を右フック一発でKOし、WPMF世界スーパーバンタム級王座を奪取した小笠原瑛作(クロスポイント吉祥寺)は、「レベルスのメインをしっかりいい形で締められて、ベルトも獲れてホッとしています」と前日の試合を振り返った。
「試合をやる前は蹴りや組んだ時の強さ、硬さ、パワーがあると思っていたんですが、パワーもミドルの重さもやってみたら感じませんでした。1Rに首相撲でコカされてヒザを喰らいそうになったのはありましたが、3Rを通してそこまでヤバいなっていうのはなかったですね。あえて言うならストレートがノーモーションで来るのが読めなくて。深く入ったら効くと思ったんですが効きはしませんでした」
実は左ヒジを痛めていて得意の左ストレートがほとんど使えない状態だったが、「ヒジが痛かったので右をいっぱい使えたのかなっていうのがありました。一発目のジャブが入って距離を掴みやすいと思って多用しました」と、左が使えないため右を多く練習してきたのが功を奏したという。
「ジャブとフックが効いているかなって印象が1Rからあったんです。嫌な顔をしていたので。ローも効いていて、ダメージが確実に溜まっているなって。つなげていけばいつかチャンスがくると思っていました。2Rの終わりに右フックが入ってガクッとしたんですが倒しきれなかったですね。セコンドから3Rは倒しに来るぞって言われたので、カウンターのチャンスが生まれやすいなって思いました。それが上手くはまりましたね」
最後は右フックを打ち抜いての一発KO。「以前よりもフィジカルがアップしていると思いました。タイ人の圧力、パンチの硬さを上回っていると感じました。あとバランスもよくなっていると思います。今回も課題がいっぱいあったので修正して連勝していきたいですね」
成長できたのは昨年12月のKNOCK OUTで、NKBバンタム級王者・高橋亮にダウンを奪われて引き分けに終わった試合があったからだ。
「あの時は相手を見ていなかったですね。目の前の相手に練習してきたことをぶつけるだけ、ということを忘れていました。今回は自分が今までやってきたこと、コツコツと積み重ねてぶつけることを意識してやりました。それに昨年は倒しに行こうとし過ぎてローやパンチに固執しすぎていました。もっと技を散らして自由にジャブや前足の攻撃を意識して出せたのがよかったです」
次戦は6月8日(金)東京・後楽園ホールで開催される『KNOCK OUT SURVIVAL DAYS』でWKBA世界スーパーバンタム級王者・江幡塁(27=伊原道場)との対戦が決まっている。
「早く練習に戻って追い上げていきたいですね。この階級でトップは(那須川)天心、江幡、そして僕。その3人はまだ交わっていない、そのひとつが交わって、ファンも見たかったカードだと思うし、勝つ自信もあります。しっかり倒して勝ちたいと思っています。江幡選手とは交わると思っていなかったので、研究という目では見ていなかったですね。今年一発目をレベルスのメインでこのベルトを獲ることに集中していたので、次に向けてこれから準備をしていきます」
小笠原は今回の試合で「新しい自分を発見できた」という。江幡戦をクリアーし、今年こそ目標とする那須川天心戦へとたどり着くことが出来るか。
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