【ボクシング】井上尚弥、三階級制覇へ「流れが来たら必ずKOを狙っていく」
5月25日(金)東京・大田区総合体育館にて行われるWBA世界バンタム級タイトルマッチ、王者ジェイミー・マクドネル(32=イギリス)vs挑戦者同級2位・井上尚弥(25=大橋ジム)の調印式&記者会見が、23日(水)都内にて行われた。
井上はこれまでWBC世界ライトフライ級王座、WBO世界スーパーフライ級王座を獲得し、今回は日本人史上最速での3階級制覇を懸けて王者に挑む。戦績は15戦15勝(13KO)。
王者マクドネルは2014年5月にWBA王座を獲得。これまで5度の防衛に成功しており、2015年5月と9月に亀田和毅と2度対戦して2度目と3度目の防衛。2016年11月には山中慎介とも対戦したリボリオ・ソリスにも判定勝ちしている。10年間無敗。戦績は29勝(13KO)2敗1分1無効試合。
精悍な顔つきの井上は「バンタム級に上げたということで減量もラクになり、コンディションよく仕上がりました。バンタム級の初戦でチャンピオン、そして過去最強の相手と戦えることを感謝しています。本来の自分のボクシングをするだけです」とあいさつ。
今回の試合が全米、そして全英でも生中継されることについて「今回この三階級制覇の試合が全米で生中継されるということで、凄く盛り上がっている試合だと実感しています。この先にバンタム級トーナメントだったり、ビッグマッチにつながる試合なのでこの試合はハッキリした形で勝利したい」と意気込み、「そういう流れが来たら必ずKOを狙っていきたいと思います」とKO狙いを宣言。
一方、マクドネルは公開練習時から体重のことを聞かれても答えず、そういう質問をする記者への当てつけであるのか公開練習に続いて、1リットルのミネラルウォーターのペットボトルを持参。会見開始時には半分ほど入っていたが、記者会見中に全て飲み干した。
「日本は敵地ではあるが試合が出来ることを楽しみにしている。偉大なファイターである井上から勝利をあげる自信もある。そのために12週間のトレーニングキャンプを積んできた。井上が強いボクサーであることは承知している。その強さがあるからこそ、この試合を受けようと思ったし、モチベーション高くトレーニングをしてきた。強い彼に勝つことで私も世界にその名を広めることになるだろう」とマクドネル。
コンディションについて聞かれると「気分もいいし、体調もいい、日本の時間にも合わせられるように12週間のキャンプを行ってきて全てが完璧だ。自分にとっても過去最大のステージになると思うので当日が楽しみだ」と“完璧”だと言い、井上に「やろうじゃないか。当日が楽しみだね」とメッセージを送った。
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