【NJKF】健太、今年の締めに4月誕生の息子を「KO勝ちしてリングに上げたい」=11.30後楽園
11月30日(土)東京・後楽園ホールにて開催される『NJKF 2019 4th』に出場するWBCムエタイ日本ウェルター級王者・健太(32=E.S.G)が大会PRのため都内で取材に応じた。
本大会はNJKFの今年最後の大会であるとともに、健太にとっても今年最終戦。2019年を振り返ると、「今年はいろいろありすぎた」と公私ともに充実した1年だったと語った。3月に新たなジム「REON Figthing Sports Gym」をオープンし、同月からはONE Championshipに参戦開始。そして4月には待望の第一子が誕生している。
「普通は1年あっという間と言いますけど、今年はそんな気がしないですね。まだこの1年の中にあったんかというくらい」と目まぐるしく変化する毎日に追われていると明かした。生活環境が変わり、リズムが変わり、戦場とする団体も変わる中、それらの苦労を忘れられるのはやはりキックの存在であるという健太。「キックが上手くまとめてくれている感じ」と、ライフワークであるキックボクシングの存在が、新しいステージに進んだ人生を支えてくれてると明かした。
今年6月以来のNJKF参戦となる健太は、メインイベントでチョ・ギョンジェ(韓国)と対戦する。健太は現在ONE Championship(以下ONE)に参戦中。海外での試合が中心となっており、約半年ぶりの国内・後楽園ホールでの試合に「後楽園は勝手知ったるところなので調整が楽。コンディションは万全って感じですね」と調子の良さを伺わせた。
対戦相手のギョンジェの試合動画を確認したという健太は「身体も強そう。蹴りも強そう。全部フルスイングしてくる感じ」とすでに分析は完了。「いろいろ攻略できるかな。自分が勝つイメージはできています」と半年ぶりの後楽園での快勝を予告した。
そうなると期待したいのはKO勝利。前回6月には「自分でも珍しいスカ勝ち」というほどの豪快なワンパンチでの2RKOを見せた。今回もワンパンかという問いに健太は「ワンパンじゃなくても、何パンでもいい」と特に一撃必殺にはこだわらない構え。しかし「メインイベントなので、KOで!」と今年最後をKOで締めくくる宣言を見せた。
なお、今回の試合は初めて長男が観戦するという。「お父さんのいい試合を見せたい」と強く意気込む健太は、KO勝利の暁には息子をリングに上げたいと希望を語る。しかし健太の登場はメインイベントの第10試合。「22時過ぎるとちょっと……」と観客の体力と帰宅時間に心配を見せる健太は、「(大田)拓真選手がさくっと勝ってくれたらみんなに披露できるかもしれない!」と、息子の披露は同日S1ジャパントーナメント決勝を戦う大田拓真(新興ムエタイジム)の試合ぶり次第と宣言。インタビューに同席していた大田はこれを受けて「責任重大」と気持ちを引き締めていた。
2019年に大きく人生を変えた健太。「来年もONEで頑張りたい」と、世界への挑戦を続ける意欲を燃やす。2020年に待つさらなる飛躍に向け、今年最終戦に豪快なKO勝利を期待したい。
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