【レベルス】ぱんちゃん璃奈の師匠がMISAKIの強さに警戒、対抗する鍵とは
8月30日(日)東京・後楽園ホールにて開催される『REBELS.65』では、[REBELS-BLACK女子46kg級初代王座決定戦]としてぱんちゃん璃奈(STRUGGLE)vsMISAKI(TEAM FOREST)の対決が注目を集めている。
ぱんちゃんは現在7戦全勝。メディアへの露出もあいまって勢いがあると見られているが、師匠である元キック三冠王・鈴木秀明氏(STRUGGLE代表)は楽観してはいない。
当初この試合は今年2月に決定し、4月24日大会で行われる予定だった。しかしコロナ禍で二度に渡り延期。2ヶ月の緊急事態宣言下の自粛期間を経て、決定から半年の期間を経ての決戦となった。
■MISAKI戦が”かなり厳しい試合になる”理由
鈴木氏は8月14日のブログに「4月に決まった時はかなり厳しい試合になると覚悟していました」と書いている。
続けて「MISAKI選手もコメントで楽勝というような発言をしていましたが、これにはぱんちゃんを送り出す側の人間として、正直に言うとその通りだと思いました。頑張って強くなってきているけど、まだまだMISAKI選手には勝てない」と、2月の決定時には”勝てる可能性が低い”と感じていたようだ。
その理由と、半年後の現在の”勝ち目”を鈴木氏に取材し聞いてみた。
MISAKIの強さについて鈴木氏は「接戦であっても自分のペースに持っていき、勝ち切る強さを持っている」と評価する。MISAKIは”猪突猛進女子”とも呼ばれ、止まらない手数と圧力を武器とする。突貫スタイルに見えるが、踏み込みのタイミングや上下の打ち分けの的確さで、ラウンドを追うごと確実に相手の体力を削り、ダメージを与えてゆく。
そんなMISAKIを「勝ち方を知っており、自分の力を最大限当てはめられる選手」とスタイルの芯が崩れないと分析する鈴木氏。「ぱんちゃんが持っているのは連勝している勢い。しかし経験値が雲泥の差でもあるので、そこが一番厳しい」と、40戦以上のキャリアを持つMISAKIの経験を警戒する。
さらに「ぱんちゃんもずっと圧勝してきているわけではなく、接戦が多い。女子キックは接戦が多くなるのだが、MISAKI選手はその接戦に強い」とも。
ぱんちゃん自身は「強い相手と戦いたい」と言うが、トレーナーとしては試合決定前に「もう1クッション、もう一つ勝ってから挑める位置かな」と考えていたと言う。そのため2月時点では苦戦が予想されたというが、新型コロナ騒動が間に挟まった。
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