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【UFC】山本“KID”徳郁の愛弟子・堀口がKO勝利デビュー

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2013/10/19(土)UP

「UFC 166」
2013年10月19日(土・現地時間)アメリカ・ヒューストン

▼第1試合 バンタム級 5分3R
○堀口恭司(KRAZY BEE/修斗世界フェザー級王者)
TKO 2R3分51秒
●ダスティン・ペグ(アメリカ)

 今回がUFC初参戦となる堀口は5歳から空手を始め、インターハイにも出場。高校卒業後は山本“KID”徳郁のジムであるKRAZY BEEに入門し、2010年5月にプロデビュー。強力な打撃を武器にKOを量産し、現在までの戦績は11勝1敗(11勝のうち7勝がKO勝ち)。

 1R、堀口はいつも通り回り込みながら、フェイントを織り交ぜてのローキック。右ストレートを放ったところにタイミングを合わせてペグが組みつき、バックへと回る。

 堀口は立ち上がるが、ペグはバックについたままチョークを狙う。ここで堀口は苦しそうな表情を浮かべながら、ペグの腕を剥がし、片足を取ってケージに押し込み返す。

 両者離れると、ペグは離れ際にエルボー。さらに堀口の右ストレートをかわす。堀口は右ストレートから組みついたが、ペグは左ヒザから投げを打つ。しかし、反対に上を取った堀口がパンチを落として、このラウンドは終了。

 2R、初回と同じくローから右ストレートを放っていく堀口。ここで堀口の左ストレートがペグの顔面を捕えダウンを奪う! すかさず堀口は上からパンチの連打。ペグもガードポジションに戻すが、堀口のパンチは止まらず防戦一方になり、レフェリーが試合を止めた。


▼メインイベント UFC世界ヘビー級タイトルマッチ 5分5R
○ケイン・ヴェラスケス(アメリカ/王者)
TKO 5R3分9秒
●ジュニオール・ドス・サントス(ブラジル/挑戦者・ヘビー級1位)
※ヴェラスケスが2度目の防衛に成功。

 1R、いきなりパンチを強振し合う両者。続いてヴェラスケスが片足タックルへ。ドスサントスを倒せないとみるやフロントチョークを仕掛けるも、ここは凌がれてしまう。

 お互い距離を取ると打撃の交換、ドスサントスが大きな右を振ったところに合わせ、ヴェラスケスがタックルからケージに押し込む。以降もヴェラスケスが打撃→組みつくという展開を繰り返し、1R終盤ついにテイクダウンに成功。相手が起きようとするところでバックを狙いながら、このラウンドを自分のものとする。

 2Rも同様にヴェラスケスがケージに押し付け、ドスサントスが離れては打撃を放つ展開が続く。

 3R、ヴェラスケスの強烈な右ストレートでドスサントスがダウン! ヴェラスケスはスタンドに戻るとケージに押し込み左右のフック。ドスサントスは左目から出血し、フラフラの状態だ。

 4Rもヴェラスケスが何発も左右フックをヒットさせ、さらにケージに押し込みスタミナも奪う。ドスサントスの流血がひどくなり、一度ドクターチェックが入って試合は再開。押し込まれながら左ヒジを返していくドスサントス。しかしヴェラスケスは、ディフェンスしながら自身のパンチを当てる。

 最終R、試合は一方的な展開に。テイクダウンしたヴェラスケス。ドスサントスは立ち上がるも、またも右クロスをもらってしまう。ヴェラスケスが座り込んだドスサントスにパンチを打ちこんだところで、レフェリーが試合をストップ。世界ヘビー級王座2度目の防衛に成功した。


▼セミファイナル ヘビー級 5分3R
○ダニエル・コーミア(アメリカ/ヘビー級2位)
判定3-0 ※30-27、30-27、30-27
●ロイ・ネルソン(アメリカ/ヘビー級9位)

 1R、お互いにジャブを打ちながら様子をうかがう展開からスタート。前に出るネルソンに対し、コーミアはステップを使いながら回り込む。コーミアが片足タックルからテイクダウン。得意のレスリングテクニックを生かした戦いに。

 ネルソンはケージ際で相手の腕を取り、アームロックで切り返そうとするも失敗。正対したところでバッティングがあり、試合は一度中断。再開後、ネルソンの右をステップとダッキングでかわすなど、コーミアが打撃のディフェンス力も見せつける。

 2R、コーミアがジャブを突きながら試合をコントロール。ネルソンに組みつき、ケージ際でテイクダウンして、立ち上がられてもすぐに同じ展開で再び倒す。スタンドでも鋭いワンツーが冴え渡ると同時に、ヘビー級とは思えないスピードとステップワークで、ネルソンに付け入る隙を与えない。

 3R、コーミアの攻撃に蹴りが加わり、ステップを使いながらロー、さらに顔面蹴り上げ、ミドル、ハイと連続で放っていく。ネルソンがプレッシャーをかけていくと、反対に左ジャブで相手をコントロールしつつ、右ストレートからのタックルを狙うなど、コーミアが一方的な展開で試合を終えた。

 判定はフルマークでコーミアの勝利。メインではチームメイトのヴェラスケスが王座防衛に成功し、コーミアが次なる挑戦者になるのか。それともこれまでの発言通り、チームメイトとは戦わない姿勢を貫くのか……。


▼第11試合 ライト級 5分3R
○ギルバート・メレンデス(アメリカ/ライト級2位)
判定3-0 ※29-28、30-27、29-28
●ディエゴ・サンチェス(アメリカ)

 1R、サウスポーのサンチェスに対して、オーソドックスのメレンデスは定石どおり、右ストレートを基軸に攻めていく。

 再三メレンデスの右をもらったサンチェスは、左目尻から出血。ノーガードの打ち合いから、メレンデスの右がヒットしてサンチェスが腰を落とす。メレンデスの追撃により、サンチェスの傷口はさらに広がってしまった。

 2R、メレンデスが左ジャブでプレッシャーを強める。サンチェスを左ジャブでケージへ押し込み、さらに相手の左右フックのインを突いた右ストレートで優位に立つメレンデス。このあたりから、大振りだったメレンデスのパンチが、コンパクトなものへと変わる。

 3R、両者はノーガードの打ち合い。会場には割れんばかりの歓声が起こる。しかし、その打ち合いによってサンチェスの流血はひどくなり、ドクターチェックが入った。止められてもおかしくない出血量ではあったが、試合は再開。

 またも打ち合いに突入するなか、なんとサンチェスの右アッパーがヒット。モロにアゴを跳ね上げられたメレンデスはケージ際にダウン。サンチェスはすかさずバックを狙うが、ここはメレンデスが体勢を入れ替え、さらにスタンドに戻っての打ち合いで試合は終了した。

 会場のファンが両者にスタンディングオベーションを贈る大激闘は、メレンデスが3-0で判定をものにした。


▼第7試合 ウェルター級 5分3R
○ヘクター・ロンバート(キューバ)
KO 1R1分48秒
●ネイト・マーコート(アメリカ)

 1R、サウスポーのロンバートがパンチを振るうと、マーコートは首相撲に捕え、ヒザを打ちこんでいく。さらに、ジャブを放つロンバートに対し、プレッシャーをかけケージ際に詰めていくマーコート。

 打撃の攻防が繰り広げられるなか、ケージを背にしたマーコートへ、ロンバートが左ストレート。ここでマーコートがカウンターを打とうとしたところで、バッティングがあったようにも見えたが、そこから下がるマーコートにロンバートは左ストレート、さらに右フックの追撃。

 これが効いたか、背中を見せて下がるマーコートへ、さらにロンバートが左を打ちこみ、ダウンした相手に鉄槌を落として、ロンバートがレフェリーストップ勝ちした。


<その他の試合結果>

▼第10試合 ヘビー級 5分3R
○ガブリエル・ゴンザガ(ブラジル)
TKO 1R1分33秒
●ショーン・ジョーダン(アメリカ)

▼第9試合 フライ級 5分3R
○ジョン・ドッドソン(アメリカ/フライ級2位)
KO 1R4分13秒
●ダレル・モナヒュー(アメリカ)

▼第8試合 ミドル級 5分3R
○ティム・ボーシュ(アメリカ/ミドル級9位)
判定3-0 ※30-26、27-29、30-26
●C.B.ダラウェイ(アメリカ)

▼第6試合 女子バンタム級 5分3R
○ジェシカ・アイ(アメリカ)
判定2-1 ※29-28、28-29、29-28
●サラ・カフマン(アメリカ/女子バンタム級2位)

▼第5試合 ライト級 5分3R
○KJ・ヌーン(アメリカ)
判定3-0 ※29-28、29-28、30-27
●ジョージ・ソテロポウロス(オーストラリア)

▼第4試合 ウェルター級 5分3R
○アドラン・アマゴフ(ロシア)
KO 1R3分00秒
●TJ・ウォルドバーガー(アメリカ)

▼第3試合 ライト級 5分3R
○トニー・ファーガソン(アメリカ)
一本 1R1分52秒※ダースチョーク
●マイク・リオ(アメリカ)

▼第2試合 148.5ポンド契約 5分3R
○アンドレ・フィリ(アメリカ)
TKO 2R0分53秒
●ジェレミー・ラーセン(アメリカ)

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