内山高志、那須川天心に伝えたい“倒す”パンチとは「覚えたら最強になる」
6月8日に開催された『Prime Video Boxing 13』の[バンタム級10回戦]でWBC世界1位・那須川天心(帝拳)が、ジャンピングアッパーなど多彩な攻撃でWBA世界6位ビクトル・サンティリャンから判定3-0で完勝した。この試合を見たボクシング元WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者の内山高志が、9日に自身のYouTubeチャンネルで、那須川にアドバイスを送った。
内山は「天心選手が大差の判定で勝ちましたけど、倒せる相手でしたね。もっと踏み込んで、ドドンと行けば倒せたかなと思いました」と悔しがった。
那須川は試合後に「今回の課題だった“詰め切る”“倒し切る”という近い距離の練習もしてきたが、苦戦する部分も見せてしまった」と振り返り、「僕はパンチ力がない」とこぼしていたこともあり、ネット上では倒し切れないことも話題となっていた。
なぜ、倒せないのか。キック時代にはパンチのKO数も多かった那須川だが、ボクシングでは7戦して7勝2KOとなっている。内山は「連打や打った後に離れるスピードが凄く良かった。でも、倒し切りたい気持ちがあっても、一撃で効かせることがまだできないなと思いました」と分析した。
現役時代に“KOダイナマイト”の異名を持っていた内山は、「打って離れるのもいいんだけど、ワンツーを出した時に、思い切り踏み込んで“ドン、ドン”とパンチを出していくといい」と体重を乗せるパンチの見本を見せた。
また「俺は“ドン、ドン”としか言っていないけど(笑)、帝拳の西岡さんや山中のカミソリのような左ストレートを覚えたら凄いと思います」と内山は、那須川が所属する帝拳ジムのOBである元WBC世界スーパーバンタム級王者の西岡利晃と元WBC世界バンタム級王者の山中慎介の名前をあげた。
そして内山は「山中と西岡さん、一度、教えに行ってくださいね」と帝拳ジムのレジェンドたちにメッセージをおくる場面も飛び出した。
西岡と山中に共通する“倒すパンチ”を内山は「突き刺す」と表現。那須川がレジェンドたちの“突き刺す”ストレートを覚えたら「めちゃくちゃ最強になると思います」と期待をかけるシーンも。まだKO数の少ない那須川だが、レジェンドたちのフィニッシュブローを覚えたら、たしかに最強になることだろう。はたして、内山のメッセージが西岡と山中に届くのか注目したい。
▶次ページは【フォト】内山が那須川に伝えたい“倒す”パンチはこれだ!
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