【ビッグバン】激しい打ち合い制し恭士郎が新王者に
谷山ジム
「Bigbang・統一への道 其の21」
2015年6月7日(日)東京・ディファ有明
▼第15試合 メインイベント第2試合 Bigbangスーパーライト級タイトルマッチ 3分3R
○恭士郎(士魂村上塾/MA日本キックボクシング連盟スーパーライト級4位/挑戦者)
判定3-0 ※30-28、29-28、30-29
●谷山俊樹(谷山ジム/Bigbangスーパーライト級王者)
※恭士郎が第2代王座に就く。谷山は初防衛に失敗
谷山が挑戦者にMA日本キックボクシング連盟スーパーライト級4位・恭士郎を挑戦者に迎えて初防衛戦を行った。谷山は2013年9月、尾崎圭司を破って初代王座に就き、2014年9月にはWBKF世界スーパーライト級王座も獲得して二冠王に。「ビッグバンに命を懸ける」と“ミスター・ビッグバン”を自認している。
対する恭士郎はK-1などで90年代に大活躍した空手家・村上竜司の弟子で、タイトル挑戦は今回が初。
1R、谷山はローとミドルを蹴りながら、パンチの連打と飛びヒザ蹴りを見舞っていく。中盤を過ぎると恭士郎が徐々に圧力をかけ始め、谷山の打ち終わりに左フックをヒットさせていく。左ボディブローも強烈に決まる。
2R、前に出てパンチを打っていく恭士郎に、谷山も下がらずに打ち返す。後半になると谷山が右ストレートを中心に、蹴りを織り交ぜて前に出る。
3Rはお互いの意地と意地がぶつかり合う激しい打ち合いとなった。お互いにクリーンヒットを奪い合い、恭士郎の左フックをもらえば谷山がワンツーを打ち返し、谷山がヒザ蹴りを繰り出せば恭士郎が左ハイを蹴り返す。
恭士郎の右アッパーからの左フックで谷山が仰け反る場面があり、また左ボディブローもクリーンヒット。判定3-0で恭士郎が谷山からタイトルを奪い取った。
恭士郎は、「嬉しいです。自分はやる前からベルトを獲ると決めていました。常に前へ出てプレッシャーをかけて一発強いのを当てて倒そうと思っていました。自分は2009年にデビューして最初はなかなか勝てなかったんですが、やっと勝てるようになりました」と勝利者インタビュー。
控え室でのコメントでは、「自分はデビューから5戦くらい勝てず、ドローも多かったんですが、諦めずにやってきました。地元の愛媛県から応援に来てくれる人たちと村上師範のおかげで続けて来れました。左フックは村上師範の現役時代の得意技で、教えていただいたものです」と諦めずに良かったと語り、「これからはKO出来る王者になりたいです」と語った。
※この試合の速報動画(ノーカット)はこちら
▼第14試合 メインイベント第1試合 Bigbangライト級タイトルマッチ 3分3R
○不可思(ふかし/クロスポイント大泉/Bigbangライト級王者)
判定2-0 ※29-29、30-29、29-28
●皇治(こうじ/S.F.Kキックボクシングジム/HEATライト級王者)
※不可思が初防衛に成功。
不可思は2014年9月に稲石竜弥を破り初代王者となった。その後もめきめきと実力を伸ばしている。皇治は2013年12月のHEATキックルール初代ライト級王座決定1dayトーナメント決勝戦で現NJKFスーパーフェザー級王者・悠矢を破り、タイトルを獲得。2冠王を狙っての挑戦となった。
1R、ローの蹴り合いからスタートし、ジャブ&ローでじわじわと前に出る不可思に皇治は左右フックで対抗する。
2R、皇治が連打で繰り出す左右フックが当たり始める。不可思も打ち返してパンチが激しくクロスする場面が見られた。
3R、打ち合いに持ち込んだ皇治が右フックで不可思を仰け反らす。不可思もパンチのコンビネーションとローで対抗し、皇治は左右フックの連打。不可思は頭を左右に振ってパンチをかわしながらローを蹴る。
接戦となったが、判定で不可思が勝利。初防衛に成功した。
不可思は「真っ直ぐな気持ちで来てくれる選手だったのでリスペクトしているし、試合も楽しみでした。まだまだ倒さないといけない選手が上にいっぱいいるし、いま一番名前のあるゲーオとハンディなしで戦えるような選手になりたいです」と、不可思はさらなる進化を誓った。
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