約2年ぶりに大みそかのさいたまスーパーアリーナで開催された格闘技イベント『DEEP DREAM IMPACT 2014 ~大晦日special~』。DEEPvsパンクラスの全面対抗戦、元谷友貴の初国際戦、女子の試合、DEEPタイトルマッチなど盛りだくさんの内容で、大みそか格闘技の灯を守った。同時に、日本MMA(総合格闘技)界の問題点も見えてきた今大会を、辛口ご意見番ライターの高島学氏とDEEP解説者・熊久保英幸(イーファイト)が語り合う。
【この試合について語っています】 DEEP DREAM IMPACT 2014 ~大晦日special~の試合レポート
■本題に入る前に青木真也問題を語る
熊久保 本題に入る前に、ネットを中心に話題となっているIGFでの青木真也選手の行為について高島さんはどう思われていますか?
高島 最初に映像を見た時は青木選手が相手に「バーカ」と言ったのは分からず、僕は基本的にSNSも見ない性質なので「バーカ」と言ったことを知らなかったんです。映像だけを見て思ったのは、どこのプロモーションであろうが彼は彼の仕事をしているから、仕事以外の争いはしたくなかったんだと思うんですよね。だから相手に一瞥もくれず、いつアントニオ猪木さんに対することをマイクで言おうか、それだけを考えていたんだと思います。
その後、他の選手と電話で喋っている時に青木選手が「バーカ」と言ったこと、それに対していろんなリアクションが起こったことを知りました。そこでまず山本勇気選手に言いたいのは、「バーカ」と言われて本当に怒ったのなら、マイクを握らずそのまま青木選手に仕掛ければいいと思います。本当のケンカ魂だったら、なんでマイクを握ったのかなって思いますね。
熊久保 マイクでやり合う時点でプロレス的な盛り上げ方、と捉えられてもおかしくないですね。因縁を深めるような。
高島 青木選手の発言に関しては、これがDREAMだったり、DEEPの大みそか大会だったら、格闘家としてスポーツマン精神に欠ける行為であり、以前の中指立てと一緒でやってはいけないことです。勝った人間が負けた人間を罵倒することはやってはいけないことですが、今回に関してはIGFというパッケージの中でやっていることじゃないですか。
本来は、僕が触れるべきではないんですけれどね。IGFは僕が求めている格闘技とは違うものだと捉えているから。僕はONE FCの青木選手は取材するけれども、IGFの青木選手には触れずに来ているし、見てもいない。でも青木選手の「バーカ」を批判するんだったら、 ・・・
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