啓之輔、“ギャラ未払い被害”の内情語る、ブレイキングダウン若手選手にも警鐘
今年7月に開催された格闘技とお笑いなどのイベント『BLOW OUT TRIPLE ACTION Vol.1』(三重県・津市)で起こったギャラ未払い問題について、樋口武大が昨日5日、自身のYouTubeチャンネルを配信し、被害に遭った啓之輔とともに出演して内情を語った。
同イベントで啓之輔は主催者のブロッコリートム(斗夢)と対戦し、ハイキックからのヒザ蹴りでKO勝利。樋口は、160万円の損失を受けた格闘家の新居すぐるにアドバイスを送っていたことを明かした。
【フォト】これが問題の主催者!啓之輔がハイキックからのヒザ蹴りで悶絶KO
樋口は、「最初は、すぐるだけが騙されたと思っていました」とギャラ未払い事件が起こった当初、新居すぐるの配信動画を見て心配していたことを告白。問題となったイベント会場のセキュリティー管理は、新居が任されていたこともあり、樋口は新居から相談を受けてアドバイスまで送っていたという。
樋口の話だと、新居は今年6月24日のRIZIN.43北海道大会で飯田健夫との試合があったものの、練習や試合をしながら人材を集めることに奔走し、その結果、どちらも成功に導いたようだ(試合はKO勝ち)。だが、その直後に未払いが発覚し、主催者が破産宣告という事態に見舞われた。
報酬の他に、自ら手配した人件費のセキュリティー代など160万円分を先払いしていたため、かなりの損失があったとのことだ。樋口の話だと、「演者たちにギャラが払えないとなると、会場も豪華だったため、あの設営費だけでも何千万円、下手したら億に近い」と嘆いた。啓之輔は「初めてイベントやるのに、よくあんなに金かけたなと思った。何度も払えんのか確認したら、大丈夫だと言っていたのに」と述べた。
樋口は今回の未払い事件について、「詐欺というよりも、見誤ったのかなと思いました。レペゼンさん、啓之輔さんが試合をすれば大丈夫だろうという安易な考えだったのかなと。それで、いざとなった時に赤字で破産となったのでは」と分析した。
啓之輔は「イベントを放送した三重のテレビ局に電話したんだけど、“うちも泣く(未払いを受ける)ようです”と言われたよ」と肩を落とした。
今回の動画配信は、あえて樋口に協力を仰いだという啓之輔。その理由として「俺は、もうしょうがないんだけど、ブレイキングダウンでがんばっている若い子たちや、これから芽が出るような選手たちが同じようなことをやられちゃ困る、気をつけてほしい。この動画で、もっと拡散してほしい」との思いがあることを明かした。
樋口も過去に未払い被害にあった経験があるといい、「有名になると応援してもらえる反面、変な人たちも集まってくる」と嘆いていた。詐欺事件の被害者になる可能性があるのは彼らに限ったことではないが、有名になればなるほど、危険性は高くなることだろう。今後は、こうした悲劇を二度と繰り返してほしくないものだ。
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