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【極真会館】重量級は鎌田が高橋破り2度目の優勝、改定ルールでの波乱あり

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2016/06/05(日)UP

男子4階級の優勝者(左から)中量級・山田拓馬、軽量級・与座優貴、軽重量級・石﨑恋之介、重量級・鎌田翔平

国際空手道連盟 極真会館
「2016オープントーナメント第33回全日本ウェイト制空手道選手権大会」(決勝日)
2016年6月5日(日)大阪府立体育会館

 今年の全日本ウェイト制(体重別)選手権大会は、来年開催される『第6回全世界ウェイト制選手権大会』の日本代表選考大会であると同時に、新たに改定された国際空手道連盟・試合規則が施行された初の公式大会として行われ、4階級に143名が参加し2日間に渡って激しい優勝争いが繰り広げられた。

開会式の選手宣誓は2014年重量級優勝者の鎌田翔平

 新たに改定されたルールは、片手による瞬間的な押しや捌きが有効となり、相手を崩してからの攻撃や、相手を転倒させて突きからの残心で技有り、または上段(頭部)への蹴りのクリーンヒットから残心を示しての技有りなどのポイントが与えられる。

 この新ルールを生かした選手が優勝候補を破って波乱を起こした試合もあり、男子4階級中3階級で新たなチャンピオンが誕生した。


勝負を決めた鎌田の左内廻し蹴り。この直後、突いて残心を示して技有りを奪った

▼重量級決勝戦
○鎌田翔平(極真会館東京城西支部/弐段/186cm/95kg/29歳)
本戦優勢勝ち 判定5-0
●高橋佑汰(極真会館東京城北支部/弐段/181cm/93kg/23歳)

 昨年の世界大会日本代表が5名出場し、さらにロシアの強豪ゴデルジ・カパナーゼの出場で注目を集めた重量級は、準々決勝でカパナーゼが昨年4位・山川竜馬(極真会館東京城北支部)の改定ルールを生かした足掛け下段突きで技有りを奪われ敗退。

 決勝は高橋佑汰と鎌田翔平という技巧派同士の間で争われ、両者ともに改定されたルールを最大限に駆使した緊迫した攻防を展開。鎌田が一瞬の隙を突いた内廻し蹴りをクリーンヒットさせて突きからの残心を示して技有りを奪い、高橋の3階級制覇を阻止して2014年に続き2度目の優勝を遂げた。

【関連動画】
極真会館の新ルール、私ならこう戦う!

 増田章 、増田博正、今成正和 


石崎(左)と竹岡(右)の同門対決は、後輩の石崎が制した

▼軽重量級決勝戦
○石崎恋之介(極真会館東京城西支部/弐段/168cm/84kg/20歳)※崎はたつさき
本戦優勢勝ち 判定5-0 ※竹岡に減点1
●竹岡拓哉(極真会館東京城西支部/弐段/168cm/80kg/26歳)

 軽重量級は世界選手権や世界ウェイト制選手権で入賞経験のあるイリヤ・カルペンコ(極真会館ロシア支部)が名実ともに優勝候補の本命と見られていたが、準決勝で2013年準優勝の石崎恋之介(崎はたつさき)と再延長を戦い判定負けを喫し、3位決定戦でも中島千博(極真会館東京城北支部)に対し顔面殴打の反則により4位という結果に終わった。

 決勝は昨年準優勝の竹岡拓哉と石崎の同門対決となり、竹岡の反則による減点もあって後輩の石崎が優勢勝ちを収めた。

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●次ページは中量級と軽量級

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