【柔術】韓国人気グループBIGBANGのV.Iが公式戦デビューで準優勝
7月17日(月・祝)大阪・豊中市立武道館ひびきにて開催されたJBJJF『第1回西日本柔術新人選手権』に韓国出身の人気アーティストグループ「BIGBANG(ビッグバン)」のメンバーであるV.I(韓国名:スンリ)氏が出場し、柔術の公式戦デビュー戦で階級別3位、オープンクラス準優勝の成績を収めた。
V.I氏は以前より柔術愛好家として知られ、地元韓国ではBON JIUJITSU ACADEMYデラヒーバ韓国支部で多忙な合間を縫ってトレーニングに励み、来日の際もスケジュールの空き時間を利用して日本の柔術アカデミーに積極的に出稽古に赴くなど、本格的に柔術に取り組んできたという。
今回、タイミングが合い念願の柔術デビュー戦を日本で迎えることになったV.I氏は、階級別のアダルト白帯フェザー級で優勝した河村州彦(G.O.柔術)と初戦で対戦。少し硬さはあるもののデビュー戦とは思えない落ち着いた試合運びで互角の攻防を繰り広げるも、ポイント0-0、アドバンテージ1-2の僅差で惜敗し3位に。
続いて行われた白帯オープンクラスでは、自分より重い階級の北藤稔道(G-FREE)と一進一退の攻防を繰り広げ、ポイント同数のレフェリー判定で惜敗、銀メダルを獲得した。
大会後、V.I氏は普段の練習に取り組む姿勢とその習熟度、今回の試合の内容などを評価され、青帯に昇格。
デラヒーバジャパン代表・浜島邦明氏は「最初、デラヒーバ韓国支部代表のLee Jung Woo(以下イージョンウ)からスンリ(=V.I)がJBJJF主催西日本新人選手権に出場したいとのお話をいただいた時、私へのリップサービスか、冗談かと思っておりました。今思えば色々なところで有名人の方が柔術をやっているとは聞いているものの、これだけの有名人でアマチュア大会で試合に出るなんて聞いたこともなかったですし、常識的に考えてもあり得ないという固定概念がありました。しかし、その後本人からも直接連絡をもらい『階級別だけではなくオープンクラスにも出場したいです』と言われ、ケガでもしたらどうするんだよ、と思いましたが、常識、固定概念にとらわれないことを改めて教えてもらいました。
結果はお伝えした通り、残念ながら金メダルを逃しましたが、韓国支部代表のイージョンウと相談し、スンリに青帯を授与致しました。金メダルは惜しくも逃したものの階級別では優勝者相手に接戦し、無差別級では自分よりも大きな相手にレフェリー判定までもっていきました。柔術デビュー戦でここまで実力を出せるのは、さすがだな、と感じました。
しかし青帯を授与することに関しては、たまたま試合に出場すると言うことになりタイミングがあっただけで、キャリア的(柔術歴2年)にも普段の練習から見る技術的な部分から、いつ青帯になってもおかしくありませんでした。
ブラジリアン柔術の帯昇格には帯昇格試験などはなく、試合結果もあくまでも参考であり、国際ブラジリアン柔術連盟が設けるルールとして「同じアカデミーの黒帯2段以上の指導者が帯を認定する」とあります。どんなに大会で勝っても技術的、キャリア的な総合判断で帯昇格しないこともありますし、試合に出なくても帯が昇格することもあります。勝った負けただけで決まらない、奥が深いのもブラジリアン柔術の素晴らしいところだと思っております。
今回、スンリが試合に出場したことでブラジリアン柔術を全く知らない方にも、知っていただく機会が増えたことは、私以上にスンリが喜んでおりました。
大会後、スンリから『浜島先生、日本の有名人で柔術されている方はいますか?』と質問され、『多くは無いけど聞いたことはあるよ』と答えたところ『機会があれば有名人柔術家同士で闘ってみたいです』と話していました。スンリのことなので本気で思っていることでしょう」
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