【英雄伝説】ラストマッチの廣虎が中国のトップ選手に敗れる
▼第10試合 64kg級
○リュウ・ウェイ(中国)
KO 2R2分50秒
●川崎真一朗(日本/月心会ラスカルジム)
昨今、実力をメキメキつけてきて来日の待たれる英雄伝説の新鋭リュウに、昨年サラリーマンを退職し、キック一本に人生を懸けた川崎が挑んだ。
1R、リュウは左ストレート、左ヒザとサウスポーならではの技を中心に攻撃。川崎に対して有効打を当てる。しかし川崎も負けじといいパンチを返した。
2Rに入ると、リュウが更にプレッシャーを強めて前に出る。
川崎は下がらされる場面もあるが、時折前に出てパンチを振るう。しかし、リュウのヒザで、川崎のボディが効いたか、腹に意識が行ったところに左ストレートをまともに食らって強烈なダウン!
ダメージも深く試合続行不可能かに思われたが、川崎は勝負に出てパンチを繰り出す。だが、リュウも一枚上手で更にヒザと右フックでダウンを重ね、リュウのKO勝利となった。
負けはしたものの、川崎の気持ちの見えるファイトに、川崎の健闘を称える関係者も多かった。
▼第12試合 英雄伝説−62.5kg級世界チャンピオン決定戦 62.5kg級
○ルートシラー・プーケットトップチーム(タイ)
延長R判定9-0
●カン・エン(中国)
かつて超絶フィームーとして名を馳せたルートシラーがカン・エンと対戦。
試合全体を通して、ほとんど一発も当てさせずに試合を終えたルートシラー、が延長ラウンドで判定勝利した。
▼第9試合 65kg級
○ハン・ジエ(中国)
TKO 1R1分44秒
●マリオ・トドロフ (ブルガリア)
▼第8試合 80kg級
○ジョー・ゴンイー(中国)
判定3-0
●フィリップ・エンゲロフ(ドイツ)
▼第7試合 68kg級
○チンチャイ・プーケットトップチーム(タイ)
判定2-0
●ルー・イーチェン(中国)
▼第6試合 アジアチャンピオンシップトーナメント総決戦 72kg級
○シュー・ハイチャオ (中国)
判定3-0
●フー・ウェンドン(中国)
▼第5試合 アジアチャンピオンシップトーナメント総決戦 68kg級
○チャオ・ズーヤン(中国)
判定3-0
●ヤン・フェイファン(中国)
▼第4試合 アジアチャンピオンシップトーナメント総決戦 64kg級
○ツイ・ジェンホイ (中国)
判定3-0
●ヤオ・ハンドン(中国)
▼オープニングファイト2 68kg級
-ジュー・ジーチェン(中国)
ノーコンテスト 1R1分4秒 ※両者バッティングでの負傷
-シャオ・ハイチェン(中国)
▼オープニングファイト1 59kg級
○ワン・シン(中国)
判定3-0
●ガオ・ボー(中国)
佐藤嘉洋総評
「今大会は英雄伝説10周年記念大会で、2007年から続く総決算的なイベントとなった。途中には趣向を凝らした演出や懐かしい映像を映し出し、イベント創設当時のファンや関係者は感慨深いものがあったのではないだろうか。英雄伝説自体も、回を追うごとにスポーツイベントとして成熟している。今ではあからさまなホームタウンデシジョンもほとんどなく、タイムキーパーに日本人を採用したりと、公平な運営となっている。
私自身は2014年に英雄伝説の世界タイトルをシュー・イェンと争い、紆余曲折はあったものの王座を獲得することができた。それから引退式を行ってもらったり、日本代表のキャプテンとして帯同させてもらったり、今回は同イベントから功労賞までいただいてしまった。
引退してからも中国での仕事が多く続くのは、英雄伝説に出場して中国国内での知名度が高まったからに他ならない。そのキッカケとなったのは、CFPの岩熊氏の尽力によるところが大きい。
「シュー・イェンvs佐藤嘉洋を組むことが私の夢だった」と2014年の参戦時に熱く語ってもらったことを昨日のことのように感じる。昨今の中国格闘技界の発展は目覚しいものがある。毎月、いや、毎週のように日本人選手が中国のリングで戦っているのは、CFPが日本と中国の架け橋になっているからだ。海外遠征というのは、選手としても当然だが、人間としても大きく成長できる良い機会である。厳しい環境での試合も多いが、CFPは選手やセコンドに対して最大限の配慮をして試合を組んでくれる。今後も私はCFPの活動に全面的な協力をしていきたい」
情報提供:CFP岩熊宏幸
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