【KROSS×OVER】辻井和花が陥落、菊地美乃里が僅差で王座奪取!横山晏輝は無敗キープで新王者に
KROSS×OVER実行委員会
『KROSS×OVER.30』
2025年4月6日(日)東京・新宿FACE
今大会では2つのタイトルマッチが行われたが、どちらの階級でも新王者が誕生する波乱の結末となった。尚、次回大会は6/15(日) KROSS×OVER CAGE.6 GENスポーツパレス大会となっており、最注目のカードとしてKROSS×OVER MMA 初代フライ級(-56.7kg)王者決定トーナメントの決勝が行われ、渋谷カズキと武田寛生の間で初代王者の座を争うこととなる。他、午前からは恒例のアマチュア大会が開催され、キックボクシング・MMA・Level-G(グラップリング)ルールで出場者を募集している。
▼第17試合 メインイベント
KROSS×OVER GIRLS-KICK ATOMWEIGHT(-45kg) タイトルマッチ 3分3R
●辻井 和花(BRING IT ON/王者)
判定0-2
〇菊地 美乃里(GONG-GYM坂戸/挑戦者)
※菊地が第3代KROSS×OVER KICK 女子アトム級の王座を獲得
今年の3月に高校を卒業したばかりの現女子アトム級王者 辻井和花の初防衛戦が決定! 連日、SNSに掲載する動画がバズり、実力・知名度共に女子格闘技界においてもトップクラスに君臨する辻井。 しかし、昨年7月の斉藤千種戦では最終的Rにまさかのダウンを喫し、無念の敗戦を喫した。現王者ではありながら、敗戦からの復帰戦として臨む今回の初防衛戦は、辻井にとっても試練の一戦となる。
対する挑戦者、菊地実乃里は、RISEを主戦場にしながら数多くの団体を渡り歩いてきた実力者。 身長147cmの小柄な体格からは想像できないほどのパワーと手数を誇り、過去には強敵相手に熱戦を繰り広げてきた。
高校を卒業しての初戦、敗戦からの復帰戦、初防衛戦という重圧の中で辻井が王者としてどのような戦いを見せるのか。それとも、危険な挑戦者菊地の拳が王者を捉えるか。 見逃せない好カードがついに決定した!
1R、パンチのフェイントから前蹴り、左ミドルを放っていくのは辻井。菊地はガードを高く挙げ、左右のフックから距離を詰める。両者共に有効打は無く静かな立ち上がり。
2R、辻井はジャブ、前蹴りを丁寧に繰り出し、リーチの差を活かして菊地を懐に入れさせない。強引に前に出る菊地に辻井は左ストレートを合わせる。打ち合い勝負を仕掛ける菊地に対し、辻井が受け流す展開。このラウンドもお互いに有効打はない。
3R、強引に右ストレートを伸ばすのは菊池。
辻井は常に正面に立たないことを徹底、立ち位置でパンチを外す技術を見せる。残り1分、必死に食らいつく菊地に応えるように辻井がパンチの攻防で迎え撃つ。近距離でのパンチ勝負は菊地がやや有利か。
お互い一進一退の攻防を繰り広げるが、そのまま試合終了。パンチの有効打を評価したか、ジャッジ2名が菊池を支持し、見事KROSS×OVER GIRLS-KICKアトム級女王の座を獲得した。
▼第16試合 セミファイナル KROSS×OVER PRO-KICK SUPERLIGHTWEIGHT(-65kg)FIGHT 初代王座決定トーナメント準決勝3分3R
●吉田 圭佑(WSRフェアテックス幕張)
判定0-3
〇ゴングマン(トイカツ道場)
※吉田は3R、パンチ連打にてダウンあり
※ゴングマンがトーナメント決勝へ進出
1R、リングを大きく回るのはゴングマン。吉田はゴングマンの足を止めるべくローキック狙い。そのローキックにパンチを合わせたいゴングマンだが、有効打はまだ見られない。
2R、両者共に距離感が合わなく揉み合いの展開に。痺れを切らしたゴングマンは、吉田のガードの上から右ストレートを強引に叩きつける。最初は拮抗した両者だったが、徐々にゴングマンのペースになってきたか。
3R、ゴングマンは開始から上下左右の強振パンチでラッシュを仕掛けると、堪らずうずくまった吉田がダウン。立ち上がった吉田にゴングマンのパンチが被弾し続けると吉田の顔が血で赤く染まる。そしてそのまま試合終了までゴングマンのパンチを耐え続ける展開に。
勝負は判定にもつれ込み、レフェリーは強打を上下に打ち分けるボクシングテクニックが光ったゴングマンの手を挙げた。
この結果により、決勝戦に進出したのは石川章太郎とゴングマンとなったが、
スーパーライト級の初代王者の座を獲得するのは一体どちらになるのか!?
激闘が予想される、注目の一戦が決定した。
▼第15試合 KROSS×OVER PRO-KICK SUPERLIGHTWEIGHT(-65kg) FIGHT 初代王座決定トーナメント準決勝3分3R
●YANG DANIEL (ルーマニア/ウエストスポーツ)
TKO 3R 1分18秒 ※右フック
〇石川章太郎(GRIT)
※ YANGは1R、左ストレートにてダウンあり
※石川がトーナメント決勝へ進出
1R、サウスポーの石川はインローからワンツー。石川の殺気溢れる打撃を警戒しているのかまだ手数が少ないヤン。硬さが目立つヤンに的確に攻撃を当て続ける石川が、ラウンド終了間際に左ストレートでダウンを先制。コーナーに戻るヤンからは大量の出血が見える。
2R、積極的に前に出る石川に左右のパンチで応戦するのはヤン。打ち合いから出血が酷くなり、ヤンに対してドクターチェックが入る。試合再開も、両者共に連続ローブローで試合が止まる場面も。ヤンの有効打も見られるが、このラウンドもやはり石川が積極的に攻める展開に。
3R、開始直後、揉み合いから偶発的なバッティングによりヤンの出血が悪化する。後がないヤンは右ミドルから突っ込むが、石川の右フックが直撃しヤンが力なく倒れる。ヤンは何とか立ち上がるも、ダメージが深い様子を見てレフェリーが試合を止めた。
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