井上尚弥の王座返上で4団体の王座が空位に!狙うか武居由樹、那須川天心の動向は?王座は誰の手に
プロボクシングの4団体統一世界バンタム級王者・井上尚弥(29=大橋)が13日、横浜市内のホテルで会見を開き、バンタム級4団体(WBA、WBC、WBO、IBF)の全王座返上と、1階級上のスーパーバンタム級への転向を発表した。
バンタム級の王座はこれで全て空位となるが、井上の持っていたこのベルトを次は誰が手にするか。
【動画】現在の天心、シャドウが高速すぎて驚き!次期王座が期待される選手写真も
それについて大橋会長は会見で現WBAバンタム級2位の井上拓真については「(王座)決定戦に出るように交渉中で、進めております」とし、元K-1王者で東洋太平洋スーパーバンタム級王者の武居由樹については「もしかしたら武居がスーパーバンタム級からバンタム級に下げるという計画も本人と八重樫(トレーナー)と話しています」と述べた。
井上拓真とともに武居がバンタム級に挑むとなれば、井上が返上したベルトを取り戻す大きな戦力になるだろう。
武居は昨年8月、東洋太平洋のベルト戴冠後、イーファイトの取材で「バンタム級も考えているので、チャンスがあれば行くかもしれないです。僕自身も、スーパーバンタム級では大きい方ではないと感じていて、バンタム級の方が体格的にも合っているのかもしれない。世界タイトルにチャンスがある方で行きたいです」と語っている。
その時のインタビューでは那須川天心についても言及、「天心選手が来てくれれば、ボクシング界が盛り上がるので楽しみ。(対戦は)本当にタイミングがあればという感じで、お互いがチャンピオンだったり、どちらかが挑戦するような時ですね。いろんな人が楽しみにしてくれるようなカードになると思う。負けられないので、1個ずつ勝ち続けていきたい」とコメント。
那須川はキックボクシング時代、55kgが適正体重だとしていたが、ボクシングで一番近い階級は、今回井上が行くスーパーバンタムの55.34kgだ。それとも4団体が空位となるバンタムの53.52kgを狙うか。現在帝拳ジムなどでボクシングの練習を続ける那須川。デビュー戦は近そうだ。
また、大橋会長は井上拓真の決定戦について語ったが、拓真は元WBC世界バンタム級暫定王者。19年11月に正規王者のノルディーヌ・ウバーリと王座統一戦を行い判定負けし王座陥落。21年からスーパーバンタム級に上げたが、現在WBAバンタム級では2位にランクイン。1位は現在空位で、今回の尚弥の返上で王座も空位になる。大橋会長の決定戦とはランキング最上位となる拓真にWBAバンタム級王座決定戦に挑ませることを指しているのだろう。日本人でベルトに一番近い場所にいるのは拓真だ。
井上に敗れている選手も王座に近い位置にいる。WBC・WBOではジェイソン・モロニー(豪州)が1位に。WBC2位にノニト・ドネアが付く。WBO・IBFでは2位にエマヌエル ロドリゲス(30)がいる。ポール・バトラーは井上に敗れWBO6位に。彼らは再び王座返り咲きなるか。
また、井岡一翔と21年大晦日に対戦する予定だった元IBF世界スーパーフライ級王者ジェルウィン・アンカハス(比)はバンタム級に転向しIBF5位にランクインしている。
日本人ではWBA6位に元日本スーパーフライ級王者の石田匠(井岡)。石田は元WBO世界3階級制覇王者の⽥中恒成と21年12月に激闘を展開、判定2-1で敗れたものの、その実力を証明している。IBF9位にはWBOアジアパシフィックバンタム級王者の西田凌佑(六島ジム)、10位に元東洋太平洋バンタム級王者の栗原慶太(一力ジム)、11位に堤聖也(角海老宝石ジム)、WBC15位に東洋太平洋バンタム級王者の千葉開(横浜光ジム)がランクイン。
果たして井上が返上で空位となった4つのベルトを取るのは誰か。
▶︎次のページは【動画】現在の天心、シャドウが高速すぎて驚き!次期王座が期待される選手写真も
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
●編集部オススメ
・井上尚弥、4団体王座の返上を発表!「2階級で4団体制覇を目指す」
・ラウンドガール波田さん、際どい衣装の理由を告白、3つの仕事も
・”筋肉グラマー女子”ちゃんよた、大胸筋が通常の2倍以上と判明、驚きの声続々
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!