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【吉田秀彦引退興行】吉田がプロ生活にピリオド「悔いはありません」

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2010/04/25(日)UP

▼第5試合 ウェルター級(77kg) 5分3R
○チャ・ジョンファン(韓国/CMA KOREA/冠岳BJJ)
TKO 2R1分26秒 ※レフェリーストップ
●長南 亮(TEAM.M.A.D/第3代DEEPミドル級王者)

 3・22DREAMに出場したばかりの長南が吉田秀彦のためにアストラに緊急参戦! 対戦相手のジョンファンは戦績以外はほぼ情報がゼロだが、過去に吉田道場で練習をしていたこともあるという選手。長南は入場式で柔道衣を着用、さらに金髪の頭に「We(ハートマーク)秀彦」という文字を黒と赤で染めてリングに上がる。

 1R、距離を取りながら右ローを蹴る長南。ジョンファンはジャブを突いていく。長身のジョンファンはワンツーで前進。

 長南はそこに左フックを返す。ジョンファンのパンチの打ち終わりに長南が強烈な右ロー。これでジョンファンの体が流れる。

 距離を取ろうとした長南の指がジョンファンの目に入り、試合が一時中断。再開後、右ローから攻撃を組み立てる長南。そこにジョンファンが右ストレートを合わせるが、長南はしっかりと距離を取って右ローを蹴る。ここから脇を差して組み付いて、片足タックルに移行する長南。

 しかしジョンファンは倒れない。スタンドに戻ると長南はパンチのフェイントを入れて右ロー、ジョンファンの右ローを返す。長南は左フックから飛び込んで右アッパー、首相撲からヒザ蹴りを狙う。ここでジョンファンが組み付くが、逆に長南がテイクダウンを奪う。

 2R、長南が右ローをフェイントにした右ストレート! ジョンファンも右ストレートから突っ込んでいくが、長南は左フックを引っ掛けるように当て、ジョンファンに組み付く。

 テイクダウンは奪えない長南だったが、ジョンファンの足にヒザ蹴りを打つ。しかし試合がスタンドに戻ると、ジョンファンが右のスーパーマンパンチ(ジャンプしながらの右ストレート)! これが長南の顔面を打ち抜いて、長南がダウン! ジョンファンが一気にパンチを落とすと、レフェリーが試合をストップ! 日本では無名のジョンファンが長南を下す番狂わせを起こした。


▼第4試合 ライト級(70kg) 5分3R
○ホルヘ・マスヴィダル(アメリカ/キューバ/アメリカン・トップチーム)
判定2-1 ※30-29、29-30、30-30(マスヴィダル)
●小谷直之(ロデオスタイル)

“ZSTのエース”小谷が吉田秀彦引退興行に出場。戦極では北岡悟を下している強豪マスヴィダルに挑んだ。

 1R、サウスポーの小谷は距離を取りながら左ミドルを蹴る。そこから片足タックルに入ると、マスヴィダルがフロントチョークを仕掛ける。小谷は頭を抜いて、足を一本またいでハーフガードでマスヴィダルを押さえ込む。

 マスヴィダルは小谷の脇を差してポジションを入れ替えようとするが、小谷も上のポジションをキープ。マスヴィダルはタックルに切り返し立ち上がる。

 小谷の左ミドルを払ってテイクダウンを奪うマスヴィダル。小谷は下から体を起こして片足タックル、マスヴィダルのフロントチョークを外してハーフガードで上になる。そしてここから小谷がアームロック!

 マスヴィダルは腕を自分の股の間に入れてディフェンス。マスヴィダルは脇を差して立ち上がり、小谷の首を取ってヒザ蹴り。そのままパンチでテイクダウンを奪うと、一気にパンチをまとめる。

 2R、小谷は上体を上下に振って左ミドルを蹴る。さらに右手を伸ばして距離を取りながら、片足タックルに入る。しかしマスヴィダルも倒れない。小谷が再び片足タックルでテイクダウンを狙うが、マスヴィダルはフロントチョークを狙いつつ、ハーフガードで上になる。

 小谷はガードポジションに戻すと、そこから腕十字。マスヴィダルが立ち上がると、小谷も片足タックルから立ち上がる。試合がスタンドに戻ると小谷がタックルから引き込み。両者の動きが止まり、ブレイクとなる。

 再開後、小谷が右ジャブを振って左ミドル、左ストレート。マスヴィダルも右アッパー気味のパンチを当てる。小谷は片足タックルから組み付いて、マスヴィダルをコーナーに押し込む。

 3R、小谷が左ミドル、左ストレートで前に出る。マスヴィダルは軽くジャブを出してじりじりと前に出る。小谷は下がりながらインロー、アウトロー。タックルでテイクダウンを狙うが、マスヴィダルはそれを切ってパンチを当てる。小谷は立ち上がるマスヴィダルに片足タックルで組み付いて、そのままテイクダウンを仕掛ける。

 しかしマスヴィダルは小谷の体をロープに押し込んで、逆にテイクダウンを奪う。マスヴィダルは小谷の体を押さえ込んでパンチを落とす。ここでマスヴィダルも距離を取り、試合はブレイクでスタンドに戻る。

 再開後、小谷はパンチから距離を詰めてタックルから引き込み。再びブレイクになると小谷がジャブから左ストレート、左ミドルで前進。マスヴィダルは下がりながらジャブを突くが当たりは浅い。

 残り30秒、マスヴィダルが小谷のタックルを切ってヒザ蹴り! そのままサイドポジションを取り、試合終了となった。

 判定はジャッジ1名が10-9でマスヴィダル、10-9で小谷、そして最後は10-10のイーブンでマスト判定マスヴィダル! 善戦した小谷だったが、あと一歩、マスヴィダルに手が届かなかった。

▶次ページは中村大介vs天突頑丈、白井祐矢の試合

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