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【MA日本キック】急遽相手変更も武田一也が2度目の防衛

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2014/01/19(日)UP

MA日本キックボクシング連盟/士道館大会実行委員会
「士道館新春興行MAキック世界、日本3大タイトルマッチ~FIGHT FOR PEACE V~
『DRAGON.4 ~THE ONE AND ONLY~ 門戸開放』」

2014年1月19日(日)東京・後楽園ホール

▼メインイベント(第11試合) WMAF世界スーパーウェルター級タイトルマッチ 3分5R
○武田一也(JMC横浜GYM/WMAF世界スーパーウェルター級王者、ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級7位)
TKO 3R1分49秒 ※レフェリーストップ
●マット・アラビアジム(タイ/アラビアジム)
※武田が2度目の防衛に成功

 昨年8月にJ-NETWORKスーパーウェルター級王者・森本一陽と王座決定戦を行い、世界タイトルを奪取した武田が2度目の防衛戦。本来、WBT世界スーパーウェルター級王者ラシッド・ブマラクと対戦予定だったが、ラシッドの渡航用ビザがベルギーの日本大使館より発行されなかったために来日が不可能に。

 急遽、代替選手としてマットが出場することとなった。マットは長島☆自演乙☆雄一郎の打撃トレーナーを務めたこともある元ラジャダムナンのランカー。2004年9月には武田幸三からTKO勝利した戦績を持つ。

 1R、ゆったりした動きのマットに対し、武田が右ロー、左ミドルをガンガン出してマットを後退させる。

 マットは退がりながらも右ミドルを的確に入れて武田のボディをえぐる。

 2R、プレッシャーをかける武田はロー、ミドルだけでなく、左ボディフックを入れると、マットは苦しそうな表情。劣勢のマットだが、お返しとばかりにヒジを見せる。

 3R、マットは武田の蹴り足をキャッチすると強烈なヒジ。これで武田が尻餅をついたためにヒヤリとさせられたが、武田は左ボディからテンカオでダウンを奪う。何とか立ち上がるマットだが、再び武田のラッシュでダウン。立ち上がったものの試合続行不可能の表情を見せ試合はストップ。武田がTKO勝利で2度目の防衛を果たした。


 


▼セミファイナル(第10試合) 第20代MA日本フェザー級王座決定戦 3分5R延長1R
○マキ・ピンサヤーム(タイ/真樹ジムAICHI/MA日本フェザー級1位、元ルンピニースタジアム認定バンタム級&スーパーバンタム級王者)
TKO 2R58秒 ※レフェリーストップ
●リョウ・ペガサス(アカデミア・アーザ/MA日本フェザー級5位、RISEフェザー級1位、J-NETWORKフェザー級3位)
※ピンサヤームが第20代王者に

 秋元皓貴が返上した王座を懸けて、ピンサヤームとリョウが激突。ピンサヤームは、元ルンピニースタジアム二階級王者。現在は真樹ジムAICHIでトレーナー兼選手を務めている。一方、リョウは昨年8月にJ-NETWORKタイトル戦に臨むも、5RTKO負けを喫した。これまでタイトルに縁がなかったリョウが悲願の王座奪取なるか。

 1R、打ち合いを避けるようにリョウが距離を取ってぐるぐると回りながらロー。どっしり構えるピンサヤームはリョウの攻撃に合わせて電光石火のヒジ! これで頭部をカットしたリョウにドクターチェックが入る。再開するも出血がひどく、リョウの金髪はみるみるうちに真っ赤に染め上がっていく。リョウはローからパンチと上下に散らしたコンビネーションで攻めるが、ピンサヤームは左右のヒジで迎撃する。

 2R、リョウは持ち味のスピードを活かしてローを出していくが、ピンサヤームもロー、右ハイと速い攻撃を返す。リョウのパンチに合わせて、ピンサヤームが狙い済ましたヒジを入れると、リョウの眉間はざっくりと割れ、即座にレフェリーがストップ。ピンサヤームがMA初のタイ人王者となった。


 


▼第9試合 第7代MA日本ヘビー級王座決定戦 3分5R延長1R
○アレックス・ロバーツ(アメリカ/空柔拳会館/MA日本ヘビー級2位、2006G-BAZOOKAトーナメント優勝)
KO 3R2分13秒 ※ヒザ蹴り
●楠ジャイロ(ブラジル/志村道場/MA日本ヘビー級1位、J-NETWORKヘビー級王者)

 昨年11月に開幕したヘビー級王座決定トーナメントで勝ち上がってきたロバーツと楠が激突。元プロボクサーの楠はキックボクシングに転向後、得意のパンチでKO勝ちを量産し、J-NETWORKヘビー級タイトルを獲得した。一方、ロバーツは昨年1月、MA初参戦で前MAヘビー級王者・マグナム酒井から判定勝ちしている。

 1R、プレッシャーをかける楠に対し、ロバーツが右ローをこつこつと入れながら回る展開。じりじりと詰め寄る楠だったが、一気に距離を詰め豪腕パンチをぶんぶん振り回す。ロバーツは首相撲を仕掛けてパンチの連打を遮断しようとするが、楠は構うことなくパンチを振り回しロバーツから2度のダウンを奪った。

 2R、後のないロバーツは距離を取っては左ロー、接近戦では首相撲からヒザを入れていく。楠は隙あらばパンチを振るうが手数は少なくなっていく。

 3R、ロバーツが左右のローを入れると楠の動きが止まる。そこを見逃さず、ロバーツが首相撲からヒザの連打。ヒザを顔面にぶち込むと楠はたまらずダウン! 立ち上がることが出来ず、ロバーツが逆転KO勝ちでタイトルを獲得した。


 


▼第8試合 第18代MA日本フライ級王座決定戦 3分5R延長1R
○古田恭人(はまっこムエタイジム/MA日本フライ級4位、WPMF日本フライ級2位)
判定2-1 ※49-48、48-49、49-48
●松崎公則(STRUGGLE/MA日本フライ級1位、WPMF日本スーパーフライ級王者)
※古田が第18代王者に

 松崎はヒジを得意とする現WPMF日本スーパーフライ級王者。6月から二連敗を喫していたが、11月のM-FIGHTのプラーカムレック・ヨーサンジム戦ではパンチによるKO勝利を収めた。対する古田は昨年8月から勝ち星が遠のいているため、今回の大一番で勝利し復活をアピールしたいところだろう。

 1Rから古田は右ロー、右ミドルと蹴り技主体の攻撃。松崎はしっかりとさばきながら左ストレートを返していくが押され気味。3Rから松崎が蹴りをもらいながらも首相撲を仕掛けてヒザ、ヒジで巻き返しを狙う。4Rには松崎が完全に主導権を握り、首相撲でこかしを多用するなど優位を印象づける。

 最終ラウンド、古田は負けじと右ミドルをガンガン出し続け距離を取ろうとするが、松崎は構わず前に出ては首相撲を仕掛ける展開に。古田のミドルか、松崎のヒザか。両者譲らない攻防となり、僅差の判定で古田が勝利し初タイトル獲得となった。


 

▼第7試合 65kg契約 3分3R
○恭士朗(士魂村上塾/MA日本スーパーライト級6位)
KO 1R1分20秒 ※左ハイキック
●Szeto Chun yu(中国/士道館香港)

▼第6試合 72kg契約 3分3R
○小林 準(JMC横浜GYM/MA日本スーパーウェルター級9位)
不戦勝
●Juan Manuel Castro(メキシコ/士道館メキシコ)

▼第5試合 スーパーフェザー級 3分3R
△鋭司(HIMIジム)
ドロー 判定1-1 ※28-29、30-29、29-29
△花堂左坤(亀の子道場)

▼第4試合 66kg契約 3分3R
○ベハラノ・ヒデキ(TOP KING)
TKO 2R1分15秒
●竹本雄一(小鉄組)

▼第3試合 63kg契約 2分3R
○Andres Valverde Arias(コスタリカ/士道館コスタリカ)
判定3-0 ※30-28、30-28、30-29
●河野俊介(士道館ジム)

▼第2試合 68kg契約 2分3R
○竹本一樹(RKS二刃会)
判定3-0 ※29-28、30-28、30-28
●SHINGI(士道館飯島)

▼第1試合 ヘビー級空手マッチ 3分1R
○大石 亨(士魂村上塾/元MA日本ヘビー級王者)
合わせ一本
●新井 誠(士道館飯島)

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