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【TRIBE】柴田がパンクラス1位・古賀に一本勝ち

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2014/05/25(日)UP

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▲柴田(右)が三角絞めを極めて、期待のホープ対決を制した

TRIBE TOKYO M.M.A/D-NET
「TTF CHALLENGE 01」
2014年5月25日(日)東京・新宿FACE

▼メインイベント(第9試合) フライ級 5分3R
○柴田“モンキー”有哉(STYLE)
一本 1R3分45秒 ※三角絞め
●古賀靖隆(ロータス世田谷)

 元DEEPの2階級制覇王者・長南亮が代表を務めるTRIBE TOKYO M.M.Aが、D-NET(国内の格闘技ジム、道場が交流することを目的とした集合体)の協力を得て第1回『TTF CHALLENGE』を開催。今大会は若手の試合が中心に組まれ、D-NETから有望な選手を輩出していこうという意気込みが感じられるマッチメイクとなった。

 第1試合から若さ溢れるアグレッシブで激しい試合が続き、そのメインイベントを務めたのは若手注目株同士の柴田と古賀。柴田はDEEPで活躍し、21歳にして8勝2敗の好成績を残している新鋭。2011年には修斗バンタム級新人王の座に就いた。リング上では野生的でスピーディーかつトリッキーな変化自在の動きを見せる。

▲青木真也もジャッジを務めた

 対する古賀は師匠・八隅孝平(ADCC世界サブミッション・ファイティング選手権アジア代表)譲りの寝技テクニックに加え、一撃で試合を終わらせるパンチを持ち、現在パンクラス・スーパーフライ級1位でタイトル挑戦も目前の選手だ。

 1R、柴田が蹴りで先制し、古賀がパンチで迎え撃つ。古賀の前蹴りをキャッチして転倒させた柴田が上に乗り、フロントチョークを仕掛ける。一度は起き上がってテイクダウンを奪い返そうとした古賀だが、柴田が投げで再びテイクダウンし、素早い動きでマウントポジションからバックマウントを奪う。

 柴田は背後からパンチを連打し、スリーパーが極まらないと見るや再びパンチを連打。そして三角絞めに移行し、見事にタップを奪って見せた。

 柴田は「格闘技が一般の人に知られていないので、若手が引っ張っていかないとあかんと思います。今日、インパクトありましたかね? もっと強い選手と戦って、今日以上の試合をするので“モンキー”の名前を見つけたら見に来てください」とアピール。そして「目標はDEEPのチャンピオンベルトです」と宣言した。

 主催者の長南は大会MVPに柴田の名を上げ、「思い切りがよかった。実は古賀選手が有利だと予想していたのですが、柴田選手がどんどん行きましたね」と高評価。「第2回大会も調整してやっていきたい」と話した。


▲豪快なフックを放つ九十九(右)

▼セミファイナル(第8試合) ウェルター級 5分3R
○九十九勇作(和術慧舟會横浜道場)
判定2-0 ※29-28、28-28、29-27
●KAZZ(GRABAKA)

 ベテランの九十九に新鋭のKAZZが挑む図式となった一戦。九十九はDEEPを中心に活躍し、現在のパンクラス王者やDEEP王者からも勝利を奪ったことがある。対するKAZZは昨年のパンクラス新人王トーナメントを圧倒的な強さで制した。

 1Rはジャブとローキックの応酬。2Rになると九十九が左右フックで攻め始め、KAZZもパンチとミドルキックで前に出る。途中、KAZZのヒザ蹴りが1Rに続いてローブローとなってしまい、イエローカードが提示された。九十九が左右フック、ボディブローと手数で上回り、KAZZも後半はパンチで前へ出て挽回。

 3R、九十九はロー、左右フック、右アッパーで淡々と攻める。それに対してKAZZはジャブ以外の手が出ず、九十九が判定2-0で勝利を収めた。


▲飯島が何度もマウントポジションを奪ってパンチを見舞う

▼第7試合 フェザー級 5分2R
○飯嶋貴幸(NATURAL9)
判定3-0 ※三者とも20-18
●幕 大輔(マッハ道場/パラエストラ八王子)

 アウトサイダー初代60-65kg級王者・幕が出場。2013年パンクラス・プロ昇格トーナメント優勝・飯嶋と対戦した。

 1R、幕が強い右ミドルを放った後、飯島がテイクダウンを奪ってマウントポジションを奪う。幕は立ち上がるが、飯島は再びテイクダウンを奪ってマウントに。上からパンチを叩き込み、ラウンド終了間際には腕十字を仕掛ける。

 2R、バックを奪おうとした幕を飯島が振り落とし、上になる。マウントからパンチを見舞い、立ち上がった幕を投げてまたもマウントに。飯島はバックマウントに移行するとパンチを連打し、最後まで優勢を保って判定勝ちした。


▲蛭川が上から高橋の顔面にヒジを落とす

▼第6試合 フライ級 5分2R
○蛭川高重(TRIBE TOKYO M.M.A)
TKO 1R2分59秒 ※マウントパンチ→レフェリーストップ
●高橋 剛(ST)

 キックボクシングからMMA(総合格闘技)に転向した蛭川だが、2011年以降はひとつの黒星を挟んで6引き分けという戦績。対する高橋は34歳で格闘技を始めた遅咲きファイターだが、デビュー戦では元ボクシング日本ランカーをKOして勝利を飾っている。

 1R、蛭川が首投げでテイクダウンして寝技に持ち込み、上からヒジを落とす。そのまま上をキープして、マウントポジションを奪うとパンチとヒジを連打。レフェリーストップで蛭川が約4年半ぶりの白星を飾った。


▲高橋は見事なジャーマンスープレックスを何度も決めてみせた

▼第4試合 ウェルター級 5分2R
○鈴木JAPAN(AACC/2013年全日本アマチュア修斗選手権ライトヘビー級優勝)
判定3-0 ※三者とも20-18
●岸野紘樹(R-BLOOD/DEEPフューチャーキングトーナメント2013ライト級優勝)

 若手同士の好試合が続いた前半戦で、最もインパクトを残したのは鈴木。レスリングの名門・山梨学院大学出身で、2013年には全日本大学選手権でグレコローマン優勝、フリースタイル3位の戦績を残している。

 1Rから、鈴木は岸野に組み付くと豪快にリフトアップしての投げを連発。場内を大きくどよめかせる。2Rにはバックを奪うたびにジャーマンスープレックスを繰り出し、岸野を圧倒してプロ初勝利を収めた。


 

▼第5試合 ウェルター級 5分2R
○江藤公洋(和術慧舟會HEARTS)
一本 1R1分39秒 ※チョークスリーパー
●橋本祐介(SUBMIT)

▼第3試合 バンタム級 5分2R
○狸瑪猿シュン(りばざる・しゅん/リバーサルジム東京スタンドアウト)
判定3-0 ※三者とも20-18
●ソムリエ恵介(和術慧舟會トイカツ道場)

▼第2試合 バンタム級 5分2R
○古間木崇宏(パラエストラ八王子)
TKO 2R3分6秒 ※マウントパンチ→レフェリーストップ
●瀧澤謙太(リバーサルジム東京スタンドアウト)

▼第1試合 フライ級(56.7kg) 5分2R
○小川 徹(TRIBE TOKYO M.M.A)
判定3-0 ※三者とも20-18
●渡辺康一(SUBMIT)

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